MentaRest、「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」認可

株式会社MentaRest（東京都渋谷区）が提供する、メタバースでメンタルを整えるコンテンツ「MentaRest」が、「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」に認可されました。補助金を活用し、MentaRestはどのように進化するのでしょうか。

メタバースでメンタルを整える「MentaRest」

MentaRestは、メタバース空間でのアバターカウンセリングを提供するサービスです。サービスは同社顧問の精神科医が監修し、在籍カウンセラーは「臨床心理士」「公認心理士」の資格保有者に限定するなど、科学的根拠に基づくカウンセリングも特徴です。

一般的なカウンセリングは、対面による「心理的利用ハードルの高さ」が課題となっています。しかし、MentaRestはアバターを利用したカウンセリングにより、利用しやすい環境を実現します。

従業員のメンタル不調予防を目的としたMentaRestを活用すれば、従業員のパフォーマンスやエンゲージメント向上、さらには休職や離職率の低下も期待できます。

2025年6月、MentaRestは、経済産業省の令和6年度補正予算「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」を認可されたことを明らかにしました。

昨今は労働安全衛生法により、従業員の「心の健康」を維持する動きに注目が集まっています。しかし、実際はコンプライアンス上の取り組みに留まることも多く、また、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業所も限定的なのが現状です。

そこでMentaRestは、AIやVR、アバターなどの先端技術を活用下、デジタルメンタルヘルスサービスの社会実装を支援する本補助金を活用し、自社のサービスの質向上や周知に努めます。

補助金を活用しMentaRestは、自社が提供するメタバース型メンタルヘルス支援サービスの有用性を、定量的かつ客観的に検証します。また、実証実験の結果やさまざまなデータをもとに、企業のメンタルヘルスケアにより有効な技術開発も進める予定です。

「誰もが安心して働き、生活し、生き続けられる環境を整える」というビジョン達成に向けたサービスを提供するMentaRestは、補助金認可によってどのような新コンテンツを展開するのでしょうか。今後の情報にも注目しましょう。