株式会社リプロネクスト(新潟市)は、3月にサービス終了となったNTTコノキュー(東京都千代田区)のメタバースプラットフォーム「DOOR」の事業を譲り受けました。今後、サービス名称を含めたリニューアルで、生まれ変わったプラットフォームが公開される予定です。

2025年3月でサービスを終了した「DOOR」
DOORは、2020年11月にリリースされたメタバースプラットフォームです。スマホやパソコンなど多様なデバイスに対応しており、ブラウザから気軽にアクセスできるメタバースとして人気を集めました。
個人利用、企業イベントやバーチャルライブなど幅広い用途で活用され、累計300万以上のユーザーが利用したDOORですが、2025年3月末にサービスを終了しました。
5月にリプロネクストに譲渡
2025年5月28日、リプロネクストは「DOOR」の事業を正式に譲り受けたことを発表しました。リプロネクストは、クライアントの課題解決を目的とした空間制作やイベント支援に「DOOR」を活用しており、サービス終了発表時には「プラットフォームが持つ価値を将来にわたり受け継ぐべきものだ」と判断したといいます。
そこで、NTTコノキューとの協議を重ね、サービスの譲渡が決定しました。
サービス名称を含め、リニューアル予定
リプロネクストは、継承したサービスをリニューアルし、自社ブランドのメタバースとして提供する予定です。サービス名称も「DOOR」から新たなものに変更し、空間や機能も、企業や自治体などが活用しやすいもの、多様な働き方に貢献するものを検討しています。
同社は、「より多くの人に『メタバースが社会に役立つ存在だ』と実感してもらえるサービスの継続・発展を目指す」と発表しました。メタバース市場の拡大の一端を担った「DOOR」は、どのように生まれ変わるのか、期待が高まります。
生まれ変わったサービスの公開が楽しみ!
NTTコノキューのメタバースプラットフォーム「DOOR」は、リプロネクストによってより進化したサービスになるでしょう。今後の情報にも、ぜひ注目してください。