Meta Quest版「Roblox」、リリース5日で累計ダウンロード数100万回を突破

アメリカ発のメタバースプラットフォーム「Roblox」が、7月にMeta Quest版をリリースし、わずか5日で累計ダウンロード数100万回を突破したことが、話題となっています。人気のメタバースは、現在もユーザーを順調に増やしているようです。

世界中のユーザーが集まるメタバースプラットフォーム「Roblox」

「Roblox」は、メタバース空間にゲームや多様な世界を創造したり、他者や企業の作ったゲーム・ワールドで遊べるプラットフォームです。Roblox社によると、ユーザーが制作したコンテンツは3,200を超えており、1日当たりのアクセス数は世界で6,000万を超えているとのことです。

2006年にリリースされたRobloxは、その後VRやメタバースの成長とともにユーザーを徐々に獲得し、コロナ禍で一気に拡大しました。「おうち時間」がピークよりも減少した現在も、Roblox内でゲームをはじめとしたコンテンツを楽しむユーザーは一定数存在しています。

2023年7月27日には、Meta Quest版「Roblox」のβ版がリリースされ、ダウンロード数は5日間で100万回を超えました。これはRoblox社のCEOの「X（旧Twitter）」へのポストにより、明らかになり、その後もダウンロード数は順調に増加しているようです。

β版段階のMeta Quest版「Roblox」で100万ダウンロードですので、今後、正式版がリリースされた際には、さらにダウンロード数は延びると予想されます。

Meta Questシリーズは、2022年10月時点でおよそ2,000万台を販売しています。100万ダウンロードということは、ユーザーの20人に1人が「Roblox」をダウンロードしたという計算になり、注目度が高いことは明らかです。

2023年秋には、新型のMeta Quest 3の発売も予定されており、Robloxをプレイするために新製品を購入する方が出てくる可能性もあります。Meta Quest 3の販売台数、Meta Quest版「Roblox」のダウンロード数は、相乗効果で双方が伸びていくのではないでしょうか。

Meta Quest 3の販売開始、Meta Quest版「Roblox」の正式リリースなどが、今後のダウンロード数に大きな影響を及ぼすことは、恐らく間違いないでしょう。よりよいプレイ環境の実現が、新たなユーザー獲得につながるのか、今後の情報にも目が離せません。