バーチャルライブやイベントを多数手がけるAlche株式会社は、フォートナイト向けのコンテンツ制作を開始したことを発表しました。どのようなコンテンツを制作しているのか、試作ゲームの評価はどのようになっているのかなど、気になる点は多々あります。
今回は、Alcheの手がけるコンテンツに関する情報をお届けします。
バーチャルライブ・イベントを手がけるAlche
Alcheは、2019年に創業した企業です。ゲームエンジン「Unreal Engine」を使用したコンテンツ制作を得意としており、2022年には、独自開発のメタバース構築基盤「stellla(ステラ)」の提供も開始しています。
また、バーチャル空間でのライブやイベントにも注力しており、RADWIMPSのバーチャルライブ「SHIN SEKAI “nowhere”」や、フジテレビの「THE ODAIBA 2022 バーチャル冒険アイランド with PARTY」、ライブイベント「V-FES ~FUSION ~ in バーチャル東京タワー」など、大型のライブやイベントも多数手がけています。
「フォートナイト」向けコンテンツを制作中!
そんなAlcheは2023年7月、フォートナイト向けのコンテンツを制作すると発表しました。発表では、フォートナイトの純収益還元プログラム「エンゲージメント配当」について触れ、「コンテンツ制作のフィールドを、フォートナイトにも展開していく」と宣言しました。
フォートナイトが提供する「クリエイティブモード2.0」と、「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を使用すれば、3Dモデルや音源、画像などのインポートが可能となり、表現の自由度が大幅に向上します。しかし、AlcheはIPやブランド、楽曲などを持っているチームではないため、「興味のある方とご一緒させていただき、まだ見ぬ新しいデジタルコンテンツや表現を作り出していきたい」とも、発表時に呼びかけました。
試作ゲームの評価は?
コンテンツ制作に向けての最初の試作タイトル「Beat Mole Shot」は、「EPICイチオシ」「UEFNのベスト」にも選出されています。1日あたりのユーザー数は1.4万人近く存在し、新たな取り組みに向けての出だしは好調であることがうかがえます。
フォートナイトの収益システムに目を付けたAlcheの今後にも、目が離せません。
魅力的な空間の完成に期待!
バーチャルライブやイベント、コンテンツ制作など、XR分野で幅広い活躍を見せるAlche。フォートナイトに登場するマップの内容はもちろん、どれくらいの人が足を運んでプレイするのかなど、今後注目したい点は多々あります。
魅力的なマップの完成を楽しみに待ちながら、フォートナイトのさまざまな世界を満喫してください。