着せ替えアプリ「Drest」の開発・提供を行うDrest社が、1,500万ポンドの資金調達を行っていたことがわかりました。調達した資金は、新たなアプリの研究開発に活用される予定です。
2019年創業のDrest
Drest社は、2019年にロンドンで創業した企業です。ファッションモデルの2Dモデルに、さまざまなアイテムを着せ替えできるスマホアプリ「Drest」の開発・提供で知られています。
「Drest」でユーザーは、お気に入りのアイテムを選び、スタイリングを楽しめます。実際の風景へのレイアウトも可能で、完成したスタイルの共有はもちろん、気になる商品は現物を購入できるのも、Drestの魅力だといえます。
ハイブランドの着せ替え体験が可能
Drestは、グッチやバーバリー、プラダ、ロエベなどのハイブランドとも提携しており、その数は250以上に及びます。そして、高級ファッションECサイト「Farfetch(ファーフェッチ)」から、シーズンごとに商品データを提供され、着せ替えアプリに反映しているとのこと。
また、ドイツの高級ホテルグループ「オトカー・コレクション」などから風景写真も提供されており、最高級のファッションを、最高級の背景で楽しむことができます。
調達資金はどう活用される?
2023年8月の追加資金調達では1,500万ポンド、日本円でおよそ27.3億円を調達しました。今回の資金調達は、共同創業者で共同会長のグラハム・エドワーズ氏が主導したと、海外メディアが報じています。資金はメタバースの構成要素である、アバター作成機能やソーシャル要素などの研究・開発に使用される予定です。
ハイブランドを2Dモデルで気軽に試着できる「Drest」は、人気アプリの1つではあるものの、昨今は3D測定技術を活用した、よりリアルなバーチャル試着サービスなども注目されています。「Drest」がより時代のニーズに沿ったアプリに生まれ変わったり、新技術を活用したコンテンツが登場することに、期待したいですね。
より魅力的なコンテンツの誕生が楽しみ!
Drest社は、これまでも定期的に資金調達を実施しており、8月の資金調達によりその総額は3,000万ポンドに達したとのことです。世界が注目する人気アプリを手がける企業は、今後どのような動きを見せるのでしょうか。続報を待ちつつ、「Drest」での着せ替えもぜひ体験してみてください。