おみやげ
コーナー

コストを削減しながら手軽に避難体験ができる「煙避難体験AR」登場

災害に備えた訓練といっても、実際の火事や水害などを再現して体験するのは危険ですし、コストもかかります。そこで株式会社理経は、東京海上ディーアール株式会社と共同で、屋内火災の煙リスクを体験できるARコンテンツを開発しました。

さまざまなXRコンテンツを手がける理経と東京海上ディーアール

理経は、2020年より東京大学や東京理科大学などと共同で、「消防教育訓練シミュレーションシステム」を開発し、2023年6月に公表しました。また、VRグローブを用いた火災の熱体感などへの挑戦、火災や地震、土砂災害の防災訓練用VRコンテンツの開発・販売など、災害関連のXRコンテンツ開発に注力しています。

一方、共同開発を行った東京海上ディーアールは、災害リスク低減コンサルティングを手がける企業です。2021年からは、東京海上火災保険と共同でスマホアプリ「災害体験AR」を開発しています。同アプリは、自治体のオープンデータなどを活用した独自のハザードマップをもとに、洪水が起こった際の浸水の高さなどを再現するものです。

「煙避難体験AR」を共同開発

今回、両社の共同開発によって生まれた「煙避難体験AR」は、屋内火災の煙のリスクを体験するものです。AR技術で、スマホやタブレットを通して「リアルな煙」を再現できる同コンテンツは、煙の色や濃さの変更も可能。さまざまな煙のパターンをカスタマイズし、多様なシチュエーションを再現できます。

このアプリには、実際の訓練のように煙を起こす装置がありますが、訓練のための特別な場所を準備する必要がなく、訓練のための時間や金銭的なコスト削減も期待できます。

避難訓練が抱える課題解決なるか

地震や大雨、洪水など、昨今は大きな災害が相次ぐことも多く、防災や減災を意識する方は増加傾向です。行政による地域での避難訓練なども積極的に実施されている一方、参加する地域住民の無関心やマンネリ化は、大きな課題となっています。

講習会や図上訓練、実演、災害の疑似体験など、防災のための取り組み内容は幅広くあります。なかでもリアルな体験は、多くの方が興味を持って取り組めるジャンルですが、準備にかかる労力や費用などの問題から、なかなか実現できていないのも事実です。

ARなら、リアルな炎をスマホやタブレット越しに目の前の景色上に再現できます。準備にかかる時間やコストを削減しながら、興味深く訓練に取り組める環境の提供が可能。効率的な訓練で、より多くの方が火災のリスクについて真剣に学べるでしょう。

ARで防災意識の向上へ

実際に用意するのが難しい環境も、VRやARなら簡単に再現でき、こうしたXRを活用した防災への取り組みは、増加傾向です。災害時に取るべき行動や、どういった被害が及ぶのかをリアルに体験すれば、緊急時も比較的落ち着いて判断・行動できるのではないでしょうか。

メタツアーズでも、YouTube上に公開されているおすすめの防災VR動画をご紹介しています。興味があり、どのようなコンテンツがあるかを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

OTHER CONTENTS

おすすめのコンテンツ

メタツアーズ公式動画コンテンツ

「メタツアーズの公式動画」x「メタツアーズの公式アプリ(メタダイバー)」だからこそご提供できる迫力の3D動画をお楽しみください。

ユーチューブVR動画おすすめ

YouTubeのVR動画のうち、「VRゴーグルを装着することで没入感のアップする」360°動画を厳選してご紹介しております。

おみやげ通販

メタツアーズの公式動画を体感するだけでなく、実際に現地のおみやげが購入できます。是非お立ちよりくださいませ。