1993年、日本で初の世界文化遺産となった姫路城。世界遺産登録30周年を記念したさまざまなイベントを開催していますが、なかにはVRを使った謎解きも用意されているようです。
世界遺産登録30周年を迎えた姫路城
兵庫県姫路市にある姫路城は、江戸時代初期に建てられたお城です。天守をはじめとした主要建築物が現存していることから、1993年12月に、奈良県の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に認定され、登録30周年を迎えました。
姫路城は、シラサギが羽根を広げている様子を連想させる外観から、「白鷺(しらさぎ)城」とも呼ばれています。世界遺産に登録される以前の明治・昭和時代にも、その歴史的な姿を守るための工事が何度も行われ、美しい姿を保ってきました。
2014年には、AR機能を使った城内解説もスタートし、歴史を守りながらも、新たな技術でより多くの人が姫路城を知り、楽しめるような工夫も行っています。
VR特設サイトで謎解きイベントを開催
2023年10月2日よりスタートした、「姫路城と伝説の秘宝」は、姫路市が主催するVR謎解きイベントです。姫路城が好きな人、遠方で姫路城を実際に訪れるのが難しい人にも、姫路城の歴史・文化に親しんでもらうための企画で、自宅などで姫路城に触れられる機会を提供します。
イベントは参加無料で、2024年3月8日まで開催します。特設サイトは日本語はもちろん、英語にも対応しており、外国人も歴史に触れながらVRを楽しめる内容となっています。
パラレルワールドで秘宝を探せ!
VRイベント「姫路城と伝説の秘宝」は、父の遺言にあった「幻の秘宝」を求める探検家が、姫路城に出現したパラレルワールドで、さまざまな謎を解き明かしていく、という内容です。パラレルワールドには、羽柴秀吉や黒田官兵衛、宮本武蔵、千姫など、姫路城にまつわる歴史上の人物がキャラクターとなって登場し、出題をします。
姫路城、歴史的人物、謎解きの3つを満喫できるVRを、ぜひ体験してください。
無料のイベントで歴史に触れよう
姫路城を知りたい、体験したいという人はもちろん、歴史が好き、VRゲームや謎解きが好きという人も無料で楽しめる、「姫路城と伝説の秘宝」。イベントは2024年3月まで開催中ですので、気軽に体験し、歴史に触れながら、姫路城に足を運ぶきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
最新技術で歴史や文化を融合させたイベントは、増加傾向にあります。メタバースニュースでは、今後もさまざまなVRイベントをご紹介していきます。