未来型保育園「アバター保育園」が、高輪ゲートウェイ駅周辺で開催されるイベントで実施されます。保育にアバターを活用することは、業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
「アバター保育園」とは
「アバター保育園」は、「AVACOM」というアバターオンライン接客サービスを保育現場に活用するというものです。「AVACOM」は、AVITA株式会社が提供する、リアルでもWEB上でも利用可能なオンライン接客サービスです。店舗の受け付けや案内、販売業務などのほか、WEB上での接客、問い合わせ業務にも活用されています。
「AVACOM」は、人員コストを削減しながら売り上げをアップさせることはもちろん、リモート接客による人手不足の解消、遠隔での接客で心理的・体力的な負担を軽減したり、年齢や障がいなどの制約がない、多様な働き方実現に貢献します。
このシステムを利用した「アバター保育園」では、アバター姿の先生が登場。子どもに絵本の読み聞かせをしたり、クイズを出題したりします。
10月の「高輪地区まつり」で実施予定
2023年3月に実施した「AVACOM」を使った「アバター保育園」では、かわいらしい猫のアバターが、子どもたちから大好評だったようです。こうした実績を踏まえ、10月29日に開催される「高輪地区まつり with TAKANAWA GATEWAY CITY」にも、「アバター保育園」の登場が決まりました。
対象年齢は3歳から6歳までの未就学児、30分間の保育は無料で、全5回行われます。定員は各回10名、事前予約制です。また、参加者にはオリジナルのお絵かき帳がプレゼントされます。
保育業界の課題解決につながる?
保育士がアバターを使って、遠隔で子どもの様子を見守ったり、遊びを提供したりすることができれば、場所の制約や体力面の負荷を軽減しながら、より楽しく「保育」に携われる可能性を高めます。
日本の少子化は深刻な問題の1つですが、一方で保育士不足から、働く親が子どもを保育園に入れられないという声も少なくありません。「アバター保育園」を提供するAVITA株式会社は、アバターとの共生が、保育業界が抱える人材不足や業務負担といった課題解決につながるのではないか、という見解を示しています。
イベントでの反応に注目!
10月末のイベントで導入される「アバター保育園」。30分間のアバターによる保育に、子どもたちはどのような反応を示すのでしょうか。アバター保育が保育業界の未来にどう影響していくのかも、見守っていきましょう。