VRヘッドセットやスマートグラスなどの機器をはじめ、ソーシャルメタバース企業として活躍するMetaが、新サービスを発表しました。ダイレクトメッセージで対話できるAIは、一部著名人のアバターを使用していることでも話題となっています。
新コンテンツを発表したMeta
9月に開発者会議「Meta Connect 2023」を開催したMetaは、この会議で、AIと対話できる新コンテンツを発表しました。9月末時点で運用されているソーシャルプロフィールは全28種類で、ユーザーがダイレクトメッセージを送ることが可能。
優れた文章生成機能を持つAIが、ダイレクトメッセージに返信してくれ、対話ができる仕組みです。
一部AIキャラクターに著名人の姿を使用
ソーシャルプロフィールのなかには、プロのテニスプレイヤーとして活躍する大坂なおみさんや、YouTuberのMrBeastなど、著名人の姿を使用しているものもあります。提携した人物の顔がキャラクターにも反映されており、著名人とのやり取りを楽しんでいるような気分を味わえるのも、新サービスの魅力です。
現在公開されているAIプロフィールのなかで、著名人の顔を起用しているのは、以下のキャラクターです。
- Amber:パリス・ヒルトン
- Zach :MrBeast
- Dungeon Master:スヌープ・ドッグ
- Tamika:大坂なおみ
いずれも、FacebookとInstagramでプロフィールを確認できます。なお、AIにはモデルとなっている人物の人格は盛り込まれていません。
SNSにソーシャルプロフィールも開設
著名人を使用したキャラクターをはじめ、各AIキャラクターはFacebookやInstagramなどのSNSにソーシャルプロフィールを開設。ソーシャルプロフィールと関連画像コンテンツはMetaが制作します。
AIによる生成画像は、投稿本文と画像に「#ImaginedWithAI」のハッシュタグが埋め込まれるので、検索しやすいのも特徴です。新コンテンツはアメリカでβ版が展開されており、日本ではまだ使用できないので、注意しましょう。
「#ImaginedWithAI」で検索できる日が楽しみ!
新たに、AIによるダイレクトなコミュニケーションサービスを展開しているMeta。日本のFacebookやInstagramにはまだ実装されていませんが、ソーシャルプロフィールが増加し、日本国内でも気軽に利用できる日が楽しみですね。
サービス内容の充実や世界での展開など、今後の情報にも注目しましょう。