VRChatとclusterで、京都の清水寺参道を再現した空間が公開されました。美しい映像で、リアルな観光気分を味わえます。
フォトグラメトリで再現された参道
「京都VR 清水寺参道」は、清水寺に向かう参道をまるごと再現した空間です。現実の建物をさまざまな方向から撮影し、そのデータを元に3Dモデルを構築する「フォトグラメトリ」を採用しており、京都の古きよき街並みを忠実に再現しています。
コンテンツ制作を担当したのは、クリエイターの龍 lileaさん。「銭洗弁天VR」「首里城デジタル復元プロジェクト」なども手がけており、実際の建物や景色をVR空間に再現するプロともいえる人物です。
25,000枚を超える写真から生成
「産寧坂」や「二年坂」「八坂通」など、さまざまな景色を楽しめるコンテンツは、25000枚を超える写真から生成されています。フォトグラメトリソフト「RealityCapture」に膨大な写真を読み込ませ、「Insta360 One RS 1-inch」の動画から生成し、レーザースキャナ「RTC360」も補助的に使用したとのことです。
最新機器や技術を存分に活用してできあがった美しい景色を、ぜひ体験してみてください。
バーチャル空間で「食べ歩き」も体験!
美しい街並みをじっくりと堪能することはもちろん、「京都VR 清水寺参道」にはもう1つの魅力があります。それは、バーチャル空間での「食べ歩き」です。空間内には京都の名物である和菓子を始めとした16種類の食べ物が用意されており、ギミックで「食べる」ことができます。食べ物もフォトグラメトリ撮影されているので、リアルな形状や色を楽しめるでしょう。
京都のなかでも特に人気の観光スポットである清水寺参道を、食べ歩きをしながら、のんびりと歩くのは、現実には簡単なことではありません。しかしバーチャル空間なら、自宅などの好きな場所からアクセスでき、移動時間や混雑にストレスを感じなくて済むので、手軽に観光気分を味わえます。
伝統的な街並みを楽しもう
フォトグラメトリで美しい街並みをリアルに再現した「京都VR 清水寺参道」は、歴史あるスポットを観光する楽しさを、気軽に味わえます。VRChatからアクセスすれば、8kテクスチャでより高い解像度を実感できるでしょう。また、clusterはスマホにも対応するので、手軽さを重視したい方におすすめです。
先日販売開始となった「Meta Quest 3」に対応した映像も制作しているとのことですので、「Meta Quest 3」を購入した方は、ぜひリリース後に体験してみてください。