NTTコノキューは、メタバース市場の創造・発展に向けて、三菱UFJ銀行との協業をスタートしました。また、2社が実施した「メタバースに関する利用実態と意識調査」についても、結果の一部を公表しています。
高校生・大学生への調査を実施した2社
NTTコノキューと三菱UFJ銀行は、2023年3月高校生と大学生を対象に、メタバースに関するアンケートを実施しました。アンケート結果によると、直近3ヵ月以内にメタバースを利用した経験がある人のおよそ半数が、週に1回以上メタバースを利用しているようです。また、利用時間は1時間未満、時間帯は夕方から夜にかけてという回答も、同様に半数程度でした。
用途としては、スマホでのゲーム利用が最も多く、リアルな友人と一緒に空いた時間を楽しんでいるようです。メタバースならではのプライベート空間や、個性を発揮できるアバターも活用されているものの、メタバース内で使用できる有料アイテムの購入については、「魅力を感じる」という人は多いわけではありません。
協業で目指すのは
3月のアンケート調査から始まり、今後さまざまな協業でメタバース市場の発展を目指す2社は今後、以下の3項目について検討・推進します。
- メタバースの利活用に関する生活者・事業者の調査
- NTTコノキューによるプラットフォーム「DOOR」を活用した、新たなユースケースの創出と検証
- さまざまなパートナーとの連携による、新たな事業機会の模索
1つ目の項目については、すでに3月のアンケートで実行されているといえますが、今後もさらに幅広い世代や事業者を対象とした調査が行われると予想されます。また、アンケート結果をもとに、3項目目の「パートナーとの連携」に関わる動きを進めているようです。
さまざまな連携でアイデアの具体化を目指す
NTTコノキューと三菱UFJ銀行は、高校生・大学生を対象としたアンケート調査と、生活者のインサイトや事業者の課題などをもとに、ワークショップを実施。複数のユースケースアイデアを導き出したと発表しています。
今後、両社は実証実験や事業化を続けて、幅広い事業や団体とのパートナー連携を行い、アイデアの仮説を検証します。よりよいサービスを具体化・実装するための協業内容に、注目していきましょう。
メタバース市場のさらなる発展に期待!
メタバースという新たな市場では、さまざまな企業からよりよいサービスとコンテンツの創出で、市場拡大に向け、協業を行っています。今回発表されたNTTコノキューと三菱UFJ銀行の協業も、今後のメタバース市場の発展に大いに貢献することを期待したいですね。