VRコンテンツ視聴サービスなどを展開するインターピア株式会社が、高等学校や専門学校向けの、VR教育プログラムを開発しました。リハビリテーション分野のさまざまな知識や技術を提供してくれるプログラムは、学生の学びの向上に役立ちます。
「KANTAN VR」を手がけるインターピア株式会社
インターピア株式会社は、2000年に設立した東京都の企業です。店舗管理POSシステムの開発・販売を中心に、インターネットやコンピューター関連のソフトウェアやサービスを提供しています。
VR事業も行っており、同社が手がけるVR技術導入支援サービス「KANTAN VR」は、VRを活用したよりよい学びの提供に貢献します。
「VR活用教育プログラム」の内容
9月に発表された「VR活用教育プログラム」も、同社の「KANTAN VR」の一環です。リハビリテーション分野の教育に役立つVRプログラムは、介護福祉士や理学療法士などの専門学校を複数運営する、学校法人敬心学園が監修しています。敬心学園は30年以上の経営実績があり、文部科学省の「専修学校における先端技術利活用」に採択されたこともあり、信頼できるプログラムとなっています。
「VR活用教育プログラム」では、対人援助職の職業体験や試験対策が可能です。「OSCE」と呼ばれる、客観的臨床能力試験の学習教材に加え、「専門職 職業体験学習」「サポートプログラム」も、購入特典に含まれます。
プログラムは座学から始まり、その後はOSCEの項目を選択すると、その手順をVR映像で学ぶことが可能です。車椅子の介助や関節可動域運動など、レベルごとに細かく項目を分け、VRでわかりやすい学習を実現します。
プログラムに期待される効果
インターピア株式会社は、2年にわたり、学生1,150名に同プログラムを実施。その結果、受講者の80%は、通常の対面授業などと比べて学習効果が向上したといいます。現場で「生きる」学びを習得できれば、質の高い理学療法士や介護福祉士の創出につながるのではないでしょうか。
また、分かりやすい解説で成績が向上すれば、高等学校や専門学校を中退するリスク軽減も期待できます。
VRで「生きる」体験と学びを
VRによる360度の動画コンテンツは、現実世界に「生きる」体験や学びを提供してくれます。購入特典の「専門職 職業体験学習」も、さまざまな職業をスタッフと患者の目線で体験でき、学校説明会などで活用されているとのこと。今回ご紹介したVRコンテンツは、学生の成績向上はもちろん、学校の生徒募集施策への効果も高いといえるでしょう。
メタツアーズでも、VRを活用した学びを提供する魅力的なコンテンツをご用意しています。学校関係者の方は、ぜひ詳細ページからチェックしてください。