デジタルツイン制作などの事業を展開するマーターポートが、自社ツールに新機能を追加しました。3Dモデルから物件情報を自動生成できる機能は、不動産業界での業務効率化に貢献することが期待されます。
3Dスキャンを活用した事業を展開するマーターポート
マーターポートは、3Dスキャナー「Matterport Pro3」や、3Dモデル制作ツール「Matterport」などを展開する企業です。保有する空間データは550万点を超えており、3Dウォークスルーや物理空間データの処理・共有など、不動産業界で活用できるサービスも多数用意しています。
新たに追加された機能は
2023年9月27日、3Dモデル制作ツール「Matterport」に追加された新機能は、物件情報の自動生成です。物件の3Dモデルから部屋の配置や寸法、面積などを自動で割り出すもので、現在はβ版プログラムで利用できます。
新機能には、同社が開発した深層学習アルゴリズムを用いています。自動生成された物件情報は、3Dモデル上で閲覧でき、編集も可能。平面の間取り図面の作成や、CSVファイルのダウンロードにも対応しています。
不動産業界における作業時間の節約へ
マーターポートによると、新機能は不動産業界における、手作業の時間節約に貢献します。測量やレポート作成を自動で行ってくれれば、不動産マーケターが物件に足を運んだり、測量データをまとめたりという作業を短縮できるでしょう。
自動測定データやレイアウト、レポート、編集機能などにアクセスできる新技術は、β版プログラムにサインアップすることで利用できます。AIを活用した新機能の可能性に、今後も注目したいですね。
国内での活用に期待!
高精細な3Dデータから、「どのような部屋か」「面積はどれくらいか」を自動で割り出してくれる新機能。3Dモデル制作ツール「Matterport」は、不動産業務にさらに寄り添ったツールへと進歩しました。現在はβ版ですが、正式版がリ
国内での活用にも期待しながら、続報をチェックしましょう。