愛知県名古屋市にある名古屋国際中学・高等学校が提起した、メタバースを使った国際会議の課題について、PolimillがSurfvoteを使った投票を行っています。オンライン授業を通して見えてきた課題は、メタバースで解決できるのでしょうか。
国際バカロレア機構認証校、名古屋国際中学・高等学校
名古屋国際中学・高等学校は、国際バカロレア機構の認証を得た、一条校インターナショナルスクールです。国際教育プログラムの推進・発展に向けたプログラムを提供する認定校は、東海地区では同校のみとなっています。
高校2.3年生で取り組むディプロマプログラムに合格すると、世界各国で認められている、大学入学資格を得られます。
コロナ禍のオンライン授業で見えた課題
多くの学校が休校となったコロナ禍には、同校も外出制限がかかった5日後より、すべての授業をZoomに切り替えました。Zoomは、自宅で授業が受けられるという魅力があるものの、同時に相手の顔やプライバシーが保護されにくい、顔が見えるため発言しにくいといった課題も見えてきました。
ネットの普及、そしてコロナ禍をきっかけに、オンラインの活用は加速していますが、リアルな対面のようなコミュニケーションは取りにくく、セキュリティ性に注意が必要なことなどが、デメリットとしてあげられています。
メタバースを使った国際会議に意見を募集
名古屋国際中学・高等学校では、毎年高校生国際会議を開催していますが、Zoom授業と同様の課題が国際会議でも生まれるのではないかと心配し、メタバースを活用した会議の開催を決定しました。
アバターを使ったメタバースでは、性別や年齢、国籍、容姿などにとらわれることなく自由に発言ができます。しかし、国内の教育学界ではまだまだメタバースの活用事例が少ないため、同校の場合、メタバースで何ができるか、目指すべき場所はどこかなどを、模索・検討している状況です。
そこで、社会課題に投稿できるSNS・Surfvoteを利用し、「高校生がメタバースを使って国際会議を開催すると、どのようなことが期待できるのか」というテーマで投票やコメントを募集。集まった意見は、12月27日に開催される会議の参考にされます。
12月開催の会議に注目!
12月にメタバースを活用した高校生国際会議を実施する、名古屋国際中学・高等学校。SNSで集まったさまざまな意見を反映し、よりよい内容になることを期待したいですね。メタバースニュースでは、会議に関する情報を今後も追っていきます。