東京都千代田区丸の内に建つ超高層丸ビル。関東大震災100年のイベントの1つとして、130年以上の歴史を持つ丸ビルに関するコンテンツが、フォートナイトで公開されています。
丸の内で130年以上の歴史を刻む、三菱地所
地上36階、地下1階の超高層ビル「丸ビル」は、三菱地所が所有しています。丸ビルの歴史は130年以上に及びます。1890年に、三菱が丸の内の陸軍省用地を政府から払い下げを受けたことが始まります。
土地には1894年に三菱一号館、1923年に丸の内ビルヂングが建てられ、その後も東京駅とのあいだに地下道が設けられる、道路の向かいに新丸の内ビルヂングが建つなど、時代と共に進化を遂げてきました。旧丸ビルは1999年に取り壊され、2002年に現在の姿で再オープン。同年には、三菱地所がこのビルで、第12回 日本建築美術工芸協会主催の AACA賞を受賞しています。
フォートナイトに公開された「4D Marunouchi」
そんな丸ビルの歴史をたどれる3D空間が、フォートナイトに公開されています。2023年9月は関東大震災から100年という節目。このタイミングに合わせ、三菱地所は震災前から震災後の復興を経て、現在の丸ビルになるまでのメタバースコンテンツ「4D Marunouchi」を作成しました。
膨大な資料を分析し、最新ツールを使って作成された「4D Marunouchi」は、無料で誰でもアクセスできます。マップ内では、三菱地所が保管してきた古い図面や写真、文献などを元に、旧丸ビルを3Dで再現。関東大震災前後、そして現在の丸ビルを、美しい映像で体験可能です。
日比谷図書文化館に立面図も出展
関東大震災100年の取り組みとして、日比谷図書文化館でも特別展「首都東京の復興ものがたり」を開催しています。三菱地所も、フォートナイトへの「4D Marunouchi」公開に伴い、同イベントに丸ビルの立面図などを出展しました。
10月20日から11月26日までの展示には、「4D Marunouchi」も登場。多くの人が来場し、100年以上の歴史を振り返る貴重な機会となったようです。リアル会場での展示は終了していますが、フォートナイトでは自由に「4D Marunouchi」の世界を堪能できますので、ぜひのぞいてみてください。
「丸ビル」のいまと昔を、メタバースで
いまも昔も、丸の内のランドマークとなっている「丸ビル」。その歴史を、関東大震災とともに学べる「4D Marunouchi」は、フォートナイトで体験できます。
フォートナイトはバトル要素の強いゲーミングプラットフォームですが、美しい景色やこうした歴史的要素満載のマップも存在します。丸ビルの歴史を追うとともに、フォートナイトデビューするのも、よいかもしれません。