老舗の家具メーカーで知られる「オカムラ」が、自社製品の3Dモデルを発売しました。この3Dモデルは、動画配信やSNS投稿など、幅広く活用できます。
昭和20年創業の株式会社オカムラ
株式会社オカムラは、昭和20年10月創業の家具メーカーです。本社を横浜市に構え、茨城県つくば市や静岡県御殿場市、横浜市鶴見区など、7つの事業所があります。
創業以来「よい品は結局おトクです」をモットーに、オフィス家具や店舗用什(じゅう)器、物流システムなど、幅広い事業を行っています。。教育や医療、研究、商業施設、物流センターなどにも、高品質な製品やサービスを提供しています。
BOOTHで3Dモデルの販売へ
そんなオカムラが、2023年11月より自社製品の3Dモデルの販売を開始しました。「オカムラデジタルコレクション」は、BOOTHのオカムラ公式ページから購入可能で、現在、ゲーミングチェアと2種類のオフィスチェアが販売されています。
価格はリアル製品の100分の1で、860円から2,300円。ゲーミングチェアは3色、オフィスチェアは14色のカラープリセットとなっています。ヘッドレストの形、背もたれなどの調節機能など、リアル製品の機能を忠実に再現しており、バーチャル空間でもオカムラ製品の魅力を存分に味わえます。
リアルな3Dモデルは商用利用も
リアル製品の製造過程で使用する3Dデータをメタバース向けに最適化し、商品化したオカムラの3Dモデル。細部にわたってリアルに作りこまれた商品は、バーチャル空間の自室やオフィスなどに配置可能で、配色や質感、陰影などもカスタマイズできます。
また、3Dモデルは個人の利用はもちろん、法人も商用に利用でき、調整・加工などができるのも特徴です。クレジット表記は任意ですが、センシティブな表現への利用、再配布、転売などは禁止されているので注意しましょう。
ハイクオリティな家具をメタバースで活用!
販売開始にあたりオカムラは、11月2日にVRChat内で試座会イベントも実施しました。美しい仕上がりで、自由度の高いオカムラの3Dモデルは、メタバース内での幅広いシーンで活用できるでしょう。
企業や自治体、クリエイターが3Dモデルの配布・販売を行う事例は増加しています。3Dモデルは、メタバースでの時間をよりよいものにすることはもちろん、リアル製品をより多くの人に知ってもらうこと、リアル製品だけでなく3Dモデルでも収益を得ることができるなど、さまざまな効果をもたらします。
今後もオカムラ、そして他団体の魅力的な3Dモデルの登場を、楽しみに待ちましょう。