株式会社学研ホールディングスのグループ会社である学研エル・スタッフィングは、外出が困難な児童生徒や、自社の「学研WILL学園」のない地域の子どもを対象に、不登校・発達障害支援の通信制サポート校・フリースクール「学研WILL学園メタバースキャンパス」をプレ開校しました。メタバースを活用したコンテンツは、自宅にいながら有益な体験を提供してくれます。

「学研WILL学園メタバースキャンパス」とは

「学研WILL学園」は、2000年に第一号キャンパスを高田馬場に開講して以来、首都圏や東海地方、関西地方に8拠点を展開する通信制サポート校・フリースクールです。対象は不登校や発達障害の傾向にある小学6年生から高校3年生までの児童生徒となっています。

同学園は、周辺地域の不登校、発達障害の児童生徒やその家族に喜ばれていますが、展開している地域が少ないことが課題となっていました。そこで、コロナ禍に急速に発展したバーチャル空間を活用した「メタバースキャンパス」を開講。オンラインで、遠方にいてもリアルタイムでつながれる空間で、より多くの児童生徒に学びの場を提供します。

3つのカテゴリで構成された時間割

「学研WILL学園メタバースキャンパス」は、少人数制で、アットホームな雰囲気が特長です。また、学年で区切ることをしない授業や個別対応の学びの場など、1人ひとりに合った学習環境を実現できるのも、魅力だといえます。さらに、オンラインで可能な豊富な体験講座に加え、課外活動も多く用意し、受講者に幅広い「学び」を提供します。

メタバースキャンパスは「集団授業」「個別指導」「趣味・教養」の、3つのカテゴリで構成されています。受講者は自分に合った学習内容を選択でき、個人の進度に合わせた学習はもちろん、過去の学年に遡った復習、受験指導など、希望に添った学びを実現可能です。

また、心理学やお金に関する勉強、eスポーツなど、小中高の学習を超えた学びや趣味の領域の分野にも注力し、さまざまな授業を展開します。

メタバースキャンパスの活用シーン

メタバースキャンパスは、「学研WILL学園」をはじめとしたフリースクールのない離島などの地域や、海外に住む児童生徒の学習にも役立ちます。中等部では、学習指導要領準拠のオンライン教材を用いた授業で、自宅で学習しながらも在籍中学校の出席認定を受けられます。また、高等部でも、通信制高校制度を利用し、日本の高校卒業資格を取得可能。

現在、何らかの理由があって不登校である児童生徒も、中学から高校、高校から大学や専門学校に進学できる可能性が広がります。学校に行けない、外出ができない理由は1人ひとり異なりますが、メタバースキャンパスで学ぶ意欲があれば、毎日ログインして受講できるのも、「学研WILL学園」を利用するメリットです。

さまざまな悩みを抱える児童生徒が、自宅にいながら「外」とのつながりを持って学べる環境を提供してくれる新たなメタバースコンテンツとして、今後多くの人に活用されるのではないでしょうか。

興味を持ったら無料見学や体験授業へ

「学研WILL学園メタバースキャンパス」は、近くに「学研WILL学園」のキャンパスがない人、離島や海外、僻地(へきち)に住む人も気軽に利用できます。12月1日よりプレオープンを開始しており、現在も無料で見学や体験授業を実施しているので、興味を持ったら申し込んでのぞいてみてはいかがでしょうか。