国内の企業や自治体のメタバースへの参入とこれを活用する事例は増加しています。しかし、身近ではない分野での企業の取り組みは、なかなかわからないもの。そこでメタバースニュースでは、国内企業のメタバースやXRに関する取り組みについてまとめました。
国内企業がどのようにメタバース・XRを活用しているのかその活動を知るきっかけにしてください。
メタバース注目企業|ニトリ
家具・インテリアの販売を行うニトリでは、AR機能を使って家具の設置場所のサイズを計測するサービスを提供しています。スマホカメラで家具や設置したい場所を撮影すると、サイズが記載された画像が生成されます。画像は編集・保存もできるので、インテリアを決める際のメモとしても活用できるでしょう。サービスは公式アプリから利用でき、家具・家電選んで計測したあとには、ECサイトでの購入も可能です。
三越伊勢丹
三越伊勢丹が提供するオリジナルのメタバース「レヴ ワールズ」は、仮想都市をイメージして構築しています。メタバース内の「バーチャル伊勢丹」には、アバター店員も配置されており、チャットでの接客も可能。自宅にいながら気軽にお買い物が楽しめます。また、「レヴ ワールズ」内のイベントスペースでは、バーチャルファッションショーやデジタルアイテムの入手もでき、ショッピング以外の要素を含んでいるのも、メタバースの特徴です。
ローソン
2022年11月にオープンした「グリーンローソン」には、リモートで操作するアバタースタッフが配置されています。スタッフはパソコンを使ってアバターを遠隔操作し、ジェスチャーや音声会話で接客を実施。将来的には、リモートスタッフの在宅勤務も検討中です。また、2025年には全国のローソンに、アバター接客スタッフを1,000名導入することを目標に、育成を進めています。
大丸松坂屋
バーチャルマーケットへの常連出展企業として知られる、大丸松坂屋。2023年冬のバーチャルマーケットでは、最大10名が一緒に入れるこたつを設置したブースを展開しました。また、こたつの上にはさまざまな食品の3Dモデルが並び、お歳暮やクリスマス、お正月のギフトとして検討することもできます。気になる商品は、そのままECサイトで購入できる仕組みです。
小売業界での活用はさまざま!
小売業界のメタバースやXRのコンテンツは、消費者が体験しやすいものが多いといえます。さまざまなシーンで活用される技術を、ぜひ実際に試して体感してみてください。