メタバースに欠かせないアバターは、仮想空間で自分を表現する重要な存在です。ファッション業界でも、アバターファッションの制作展示やアパレル商品の販売促進など、さまざまな場面でメタバースが活用されています。今回も、国内企業のメタバース・XRの活用事例を見ていきましょう。
メタバース注目企業|アンリアレイジ
パリコレへの参加実績もある国内ファッションブランド・アンリアレイジは、2022年3月に開催された「メタバースファッションウィーク」にも、日本のファッションブランドとして唯一参加。デジタルファッションへの取り組みを、早い段階から進めているブランドとして知られています。また、2022年春夏のパリコレでは、映画「竜とそばかすの姫」とコラボした洋服をリアル・バーチャルで発表し、バーチャルのNFT作品は、総額5,000万円で落札されました。
アダストリア
アダストリアは、2022年夏の「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」で、アバター要のアイテムを無料で提供したことで注目を浴びました。「デジタル顧客との接点やサービスの拡充」を目的にメタバースに参入しており、幅広いメタバースプラットフォームでのコンテンツ提供・イベント開催で、メタバースでもファッションを楽しむきっかけの送出に尽力しています。
BEAMS
バーチャルマーケットに何度も出展している企業の1つ、BEAMSは、メタバース上で使用できる3Dアイテムのほか、リアルな商品の販売も行っています。バーチャルマーケットでは、社員が交代でバーチャル接客を行い、メタバースでの接客体験を通し、リアル店舗に足を運んでくれる顧客獲得にも努めました。
ZOZO
9,100ブランドのアイテムを取り扱うファッション通販サイト「ZOZOTOWN」は、メイク関連のAR機能を提供しています。ZOZOTOWN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME」では、商品詳細ページからARを使ったメイクシミュレーションの体験が可能。メイクの濃淡、オンオフなどの切り替えで、実際にコスメを使用した際の色や質感をイメージしやすくなります。ARメイク画面には購入ボタンもあり、気に入ったらすぐに購入できる流れも構築されています。
メタバース内でもおしゃれは欠かせない!
リアルでもバーチャルでも、自分が思うファッションやメイクを楽しむ人は多くいます。メタバース内で利用できるデジタルアイテムはもちろん、リアルにつながるAR機能やメタバース内のコンテンツなども、注目のサービスだといえます。手軽に体験できる機能を活用し、おしゃれをより楽しみましょう。