国内でのさまざまなメタバース・XR活用をご紹介しましたが、世界でもメタバースの導入事例は大幅に増加中です。今回は、メタバースに関する海外の事例をまとめました。
海外のメタバース活用｜Amazon
日本でもネットショッピングの代表格として有名なAmazonでは、50万台以上の配送ロボットを、倉庫内で使用しています。ロボットのオペレーション最適化には、高度な3Dアプリケーションとパイプラインの開発・展開・管理などができるプラットフォーム・NVIDIA Omniverseを活用。さらに、AIを活用したデジタルツイン構築で、倉庫の設計や商品の流れの最適化を図り、業務効率をアップさせています。
Lowe’s
海外のリフォーム大手、Lowe’sでは、店舗のレイアウト最適化にAmazonと同様、NVIDIA Omniverseを使用しています。構築された店舗のデジタルツインに加えて、店内の顧客人流データも活用することで、売上最大化を狙える商品レイアウトの実現が可能です。
ウォルマート
世界中に店舗を構える大手スーパーマーケットチェーン・ウォルマートは、接客トレーニングにVR技術を活用しています。ウォルマートは研修のために、1万7,000台のOculas Questを、世界各国のおよそ4,700店舗に導入しました。従業員はヘッドマウントディスプレイを使用し、販売イベントで大勢の顧客に対応するためのトレーニングが受けられます。VRの活用は、トレーニングのための人員削減に加え、再現が難しい状況の体験による、実践的な研修を実現します。
PepsiCo
アメリカ・ニューヨークに本社を構え、食品流通事業を行うPepsiCoは、流通センターにおける業務効率化とエネルギー消費量削減のために、NVIDIA Omniverseを活用中です。AIを活用したデジタルツイン構築は、機械と作業員の作業最適化に貢献します。また、これによりダウンタイムとエネルギー消費量の削減にも成功しました。
世界でもメタバースは大活躍！
メタバースやXR技術は、私たちの生活を豊かに、そして便利にしてくれるだけでなく、活用シーンによっては大幅なコスト削減にも貢献します。世界のさまざまな場所で利用される技術にも、ぜひ興味を持って目を向けてみてください。
