国内のファッション関連企業も、メタバースへの参入、メタバース活用による販売促進を実現していますが、海外でもこれは同様です。今回は、世界のファッションブランドのメタバース導入事例をご紹介します。
海外のメタバース活用|Nike
スポーツブランドとして知られるNikeは、公式アプリにAR機能を実装。足のサイズを計測できる「Nike Fit」を提供中です。ARを使った計測には、両足の13カ所のデータが使用され、足の幅やサイズなどが数秒でわかります。また、計測結果をもとに、ユーザーによりよい靴をおすすめしてくれるので、サイズが合わないというネットショッピングにおける悩みを解決できます。
Balenciaga
Balenciagaは2021年にフォートナイトとコラボし、アバター用スキンをリリースしました。4種類の個性的なアバタースキンはどれもハイセンスで、Balenciagaを中心に人気を集めました。現実世界でも衣料品ラインが提供されたり、ニューヨークやロンドン、東京、ソウルに広告掲示板を設置したりと、リアルとバーチャルの融合で大いに盛り上がりました。また、オリジナル製作のゲーム内でコレクションを発表するなど、バーチャルの活用に積極的です。
Louis Vuitton
Louis Vuittonは、創業者の生誕200年を記念し、2021年にVRゲーム「Louis: The Game」をリリースしました。ゲームの主人公は、ブランドのモノグラムから誕生したマスコット・ヴィヴィアン。バーチャルな世界のなかで、NFTキャンドルを求めて旅をし、それぞれのキャンドルには、創業者とその家族の旅にまつわるストーリーが隠されています。「Louis: The Game」は、現在もApp Store、Google Playなどからダウンロード可能で、スマホでも気軽にプレイできます。
Gucci
Gucciは2021年5月、メタバースプラットフォーム・Robloxに期間限定のワールド「Gucci Garden(グッチガーデン)」をオープンしました。その後もRobloxに「Gucci Town (グッチタウン)」をオープン。常設の公式ワールドとして、多くのユーザーが足を運んでいます。メタバース内では、ミニゲームのプレイやデジタルファッションの販売、写真撮影、展示などが楽しめます。
有名ブランドのコンテンツを試してみよう
有名ブランドがメタバースプラットフォーム内にオリジナルのワールドを制作したり、バーチャルで使用できるファッションアイテムを提供したりする機会は増えています。今回ご紹介したブランド以外にも、メタバースに進出するファッションブランドは多くあるので、ぜひコンテンツをチェックしてみてください。