農業とメタバースをテーマとした書籍が、2023年12月に発売されました。『農業の常識を超越する「Metagri」~農業メタバース革命~』では、メタバースと農業の可能性を探り、新たなビジネスモデルを提案しています。
『農業メタバース革命』とは
『農業の常識を超越する「Metagri」~農業メタバース革命~』は、農情人出版から刊行された書籍で、メタバースにおける農業の可能性、AI技術を土台とした新たな農業メタバースのビジネスモデルについて書かれています。
株式会社農情人の「Metagriシリーズ」は、新時代の農業戦略を探求するガイドブックです。メタバース以外にも、NFTやDAO、web3、DeFi、生成AI技術など、さまざまな最新技術の農業への応用方法や事例を解説しており、注目を集めています。同社の調べによると、今回刊行された『農業メタバース革命』は、業界初となるメタバースに関する書籍だといいます。
著者は「株式会社農情人」の代表
著者である農情人~NouJouJin~は、株式会社農情人の代表で、イギリス・マンチェスター大学大学院で農村開発博士号を取得しています。カンボジアのNGOでインターンを経験したり、LED照明を活用した植物工場事業の新規立ち上げに従事したりと、豊富な経験を生かし「農業×IT」の必要性を認識しました。
さらに、アクセンチュア株式会社のTIコンサルタントチーム、農業ベンチャーなどで経験を積み、2021年に株式会社農情人の代表取締役に就任しました。株式会社農情人は「Metagri(Meta[超越]+Agri[農業])」をスローガンに掲げ、持続可能な方法で、長期間おいしい農作物を生産できる仕組み作りに日々尽力しています。
書籍を読んでわかることは?
『農業の常識を超越する「Metagri」~農業メタバース革命~』は、デジタル時代の農業からメタバースの誤解、農業に革命をもたらすメタバースの力、AIが紡ぐ緑の未来という全4章構成です。伝統的な市場が限界を迎えつつある農業ですが、メタバースを活用した農業体験は、低コストで高い付加価値を生み出します。
本書ではメタバースの課題や失敗例、成功事例などにも触れながら、メタバースゲームを利用した農業体験が、どのようにビジネスに結びつくかを追求しています。
農業分野での新たな可能性に期待!
メタバースニュースでも、さまざまな業界のメタバース活用を紹介していますが、農業に関する事例は今回が初めてです。『農業メタバース革命』は、農業を営む多くの人たちがメタバースに一歩踏み出すきっかけとなるのでしょうか。
新たな可能性に期待しながら、具体的な事例の登場を待ちましょう。