大治元(1126)年6月1日の開府で、都市としての歴史をスタートした千葉市。同市は間もなく訪れる開府900年に向け、VRコンテンツ「月星の記憶」を開発しました。
千葉市が進める「スマートシティ推進ビジョン」
千葉市では、地域が抱える課題の解決に、テクノロジーを活用する「スマートシティ実証事業」を行っています。令和5年度は「先進的なテクノロジーを活用した地域資源(千葉氏)のPR」を事業テーマとしており、株式会社エスユーエスによる地域に根付いた文化や歴史の周知、共感をテーマにしたVRコンテンツ企画が採択されました。
京都市に本社を構える株式会社エスユーエスは、XRやメタバース、AIソリューションをはじめ、ITを活用した幅広いサービスを展開する企業です。最新技術を活用したソリューションで、産業・教育分野を中心にさまざまな課題解決に貢献しています。
「千葉氏」をテーマにしたVRコンテンツ「月星の記憶」
VRコンテンツ「月星の記憶」は、千葉の街の礎を築いた「千葉氏」をテーマとしています。プレイヤーは千葉一族の中興の祖「千葉常胤(つねたね)」と力を合わせ、正しい歴史や伝承を守ります。
「月星の記憶」は、フィクションを交えながら、千葉氏が活躍した歴史を疑似体験できるアクションゲームで、VR技術が千葉氏の認知度や好感度の向上にどのような効果を発揮するかを検証予定です。
記念セレモニーでは無料体験会も
2023年12月14日には、千葉市役所で「千葉開府900年900日前カウントダウンセレモニー」が実施されました。同日、市役所内ではVRゲーム「月星の記憶」体験会も行われ、来場者は無料でコンテンツを楽しみました。
今後のコンテンツ体験については未定ですが、千葉開府900年に向け、千葉市内はもちろん、さまざまな場所で「月星の記憶」を体験できるようになるのではないでしょうか。
千葉市の今後の取り組みにも注目しよう
2026年の開府900年に向けた取り組みとして、VRコンテンツの開発を行った千葉市。今後も最新技術を活用したコンテンツやイベントで、開府900年を盛り上げていくのではないでしょうか。
開府記念に関する情報はもちろん、千葉市のスマートシティ実証事業にも注目しましょう。