京都調理師専門学校は、さまざまな立場の人たちの交流の場として、同校のメタバースキャンパスをオープンしました。リアルに再現された空間では、メタバース公開記念の特別講義も行われました。
90年以上の歴史を持つ「京都調理師専門学校」
京都市右京区太秦にある京都調理師専門学校は、1931年設立の「鮒鶴料理講習会」をルーツとしており、その歴史は90年以上にわたります。その後、京都府の認可を受け、大和家庭料理学園を開設。1964年からは調理師の養成をスタートし、1970年より現在の「京都調理師専門学校」という名称になりました。
2023年現在の設置学科は2年生の和食・日本料理上級科、フランス・西洋料理上級科、イタリア・西洋料理上級科のほか、1年生の調理師科、1.5年生の調理師科夜間部の5つです。同校を運営する学校法人大和学園は、ほかにも栄養・医療、製菓・製パン、ホテル・観光・ブライダルなどに関する専門学校を設置しており、生涯学習や産業支援事業も行っています。
さまざまな人との交流可能なメタバースキャンパスをオープン
老舗の調理師専門学校としてだけではなく、最先端の技術を積極的に導入したカリキュラム開発でも注目を浴びている、京都調理師専門学校。2023年11月30日には、大阪・関西万博500日前にあわせ、同校のキャンパスを再現したメタバースを公開しました。
メタバース内にはデジタルツインで再現したリアルなキャンパスがあり、体験者はアバターでキャンパス周辺を自由に散策できます。メタバースだけの特設ステージでは、プレゼンテーションや動画の視聴も可能です。
メタバースキャンパスは、在校生や教職員、入学希望者のバーチャルでの交流の促進に活用される予定です。
メタバースでの公開記念特別講義も
メタバース公開記念として、2023年11月30日には、特別講義「京料理について」の配信も行われました。当日は全国各地から訪れたユーザーが、特別講義に耳を傾けたり、キャンパス内をアバターで自由に見学しました。
キャンパスの魅力に触れられる空間に遊びに行こう
メタバースキャンパスには、学校関係者はもちろん、一般ユーザーも自由に入室できます。調理実習室やセミナーホール、レストランホールなど、さまざまな設備も見られるので、遠方からの入学希望者は、学校の雰囲気を知るツールとして活用できるでしょう。
リアルに再現された美しいキャンパスや充実した設備は、見るだけでもワクワク感を味わえます。教育分野の取り組みを知る機会にもなるので、興味のある人はぜひのぞいてみてください。