福島県にある陰山建設株式会社ら4社は、メタバース「メタ旅 ふくしま」を共同で制作することを発表しました。ワールドは2024年春のオープン予定です。
ドローン撮影や3Dデータ取得などを行っている陰山建設
陰山建設は、建設現場でドローン撮影や3Dデータの取得、ICT建機の活用など、さまざまな取り組みを行っている企業です。2024年には施工情報管理アプリ「ビルディングモア」を発売予定で、現在は販売に向けた開発を進めています。
これまでの取り組みで得た知識や技術、経験をもとに、今回、福島県の観光情報や特産品などの情報をよりリアルに発信できるメタバース空間の開発に携わります。
「メタ旅 ふくしま」の開発に着手
「メタ旅 ふくしま」は、福島県の魅力を全国、そして世界に発信できるコンテンツです。陰山建設に加え、内装工事を行う郡山建装、自動車買取販売のNYCコーポレーション、建設loTのビルディングサポートが、同事業に取り組みます。
「メタ旅 ふくしま」の制作に着手したという情報は、2023年11月に公表されました。メタバース内には地域の特産品や工芸品のブース展示・販売のほか、福島で開催されるイベント情報、地域情報を知ることができるエリアが登場予定です。
福島の魅力を発信するメタバース構築へ
福島では、物産展への参加や学生向けのデジタル教育、地域のビジネス交流など、幅広いシーンでメタバースが活用されています。建設にかかわる企業がオリジナルのメタバースを構築するのは、異例の試みとなりますが、共同開発する4社は「建設会社が創るメタバースを通し、福島の本当のよさを全国に発信したい」とコメントしています。
「メタ旅 ふくしま」は、ブラウザでアクセスできるのも特徴の1つです。専用アプリはなく、スマホやパソコン、タブレット端末などから気軽にのぞくことができ、いつでもどこでも福島への旅を楽しめるという強みを生かし、福島の魅力を幅広く全国に発信します。
2024年のオープンが楽しみ!
大内宿エリアやEXPO開催エリアなど、さまざまなエリアで福島と全国をつなげる予定の「メタ旅 ふくしま」。2024年のオープンに向けて、今後さらに詳細な情報が明らかになっていくでしょう。
自宅にいながら福島のさまざまな魅力を発見できる新たな空間のオープンを楽しみに待ちながら、続報もチェックしていきましょう。