メタバース内での体験に欠かせないアバターには、さまざまな見栄えやファッションが存在します。多くのプレイヤーにとって、自分を表現する材料にもなっているアバター。これに関するアワード「アバターアワード2023」の受賞者が、2023年12月に発表されました。

「アバターアワード」とは

「アバターアワード」は、日々進化を続けているアバター文化の振興に加え、クリエイターの社会的認知度の向上を目的としたイベントです。主催は一般社団法人VRMコンソーシアム（東京都）で、2023年の開催は第4回目となりました。

2023年のアワードに寄せられた3Dアバター作品は「アバター部門」「アバターライフ部門」合わせて400点以上。2023年12月22日には、ニコニコ公式生放送とYouTubeで、受賞者の発表と授賞式が行われました。

「アバター部門」の受賞結果は？

アバター部門のエントリー作品は、265点。そのうち、12作品が最終ノミネートに選出され、授賞式でバーチャルランウェイでのパフォーマンスを披露しました。ファッション性はもちろん、キャラクター性や先進性など、さまざまな観点から評価され、見事最優秀賞に輝いたのは「垓交官YUKI」氏の「垓交官YUKI 専用法衣 天鴉」でした。

また、優秀賞には「HiZE」氏の「Daiya」、フィヤン子」氏の「波沈むフェル子」、「拓実 MAGIC OF LiFE」氏の「SUMIKURO WORLD」が選出されました。

さらに今回は「ユーザー投票賞」も新設され、「Vket Winter 2023」開催期間中の会場でユーザー投票が行われました。結果は、「拓実 MAGIC OF LiFE」氏の「SUMIKURO WORLD」、大丸・松坂屋アバター販売公式による「大丸松坂屋アバター　風璃」「大丸松坂屋アバター　瑚紅姫」の3作品が、同率1位で受賞となりました。

アバター部門に最終ノミネートされた12作品は、「バーチャルキャスト」と「Vket cloud」の特設展示会場で、1月末まで展示も実施されています。

「アバターライフ部門」も受賞者が決定！

「アバターライフ部門」は、アバター同士の交流をテーマとした作品を募集する部門で、223点がエントリーしました。多くの作品から大賞に選ばれたのは「星麦しげ」氏の「みんながいるから限界を超えられる　限界！スクワット部」です。

また、ファッションを楽しんでいるかを観点に受賞者を決定する「ドットエスティ賞」は、「クリエ」氏の「お友達と一緒にバーチャル上でお出掛けしたり、動画録ったり、おソロコーデして写真撮ったりして楽しんでます！！！！」が受賞しました。

アバターにもこだわってメタバースを楽しもう

2023年の「アバターアワード」には、個性的なアバターやアバターライフを表現する作品が寄せられました。コンテンツはもちろん、アバターのファッションや小物などにもこだわって、メタバースを楽しみたいですね。