今回は、世界各地とバーチャル空間でつながれるメタバースを、商談の場に活用した事例をご紹介します。佐賀県内では、全国のバイヤーとの商談会を仮想空間で行いました。
佐賀県内19社が参加した、メタバース商談会
2023年12月、佐賀県では県内の事業者が自社の商品をアピールする方法として、メタバースを利用した商談会を行いました。この商談会に参加したのは、佐賀市を中心とした県内の19社です。
事業者は野菜や果物、醤油など、さまざまな商品に関する動画を作成し、メタバース内の各ブースで公開。東京をメインに全国各地から集まったバイヤーに、取り扱う商品の魅力を伝えました。
全国各地のバイヤーとアバターでやり取りも
佐賀県内の事業者のさらなる販路拡大を目的としたメタバース商談会には、事業者、バイヤーともにアバターで参加をしました。佐賀市長の坂井英隆氏も、リアルな姿に似せたアバターで参加し、自身でアバターを操作しました。
メタバースでは、各社の商品動画を自由に見て回れるだけでなく、会話機能で商談も行えます。アバター同士で今後の取引について話し合う姿も見られ「さらなる販路拡大」という目的達成のきっかけの場となったといえます。
1月24日にも再び商談会を開催!
2024年1月24日には、再びメタバース商談会が開催されます。また、メタバース空間は2月末まで公開予定で、商談会以外のタイミングでも事業者の商品やPR動画の閲覧が可能です。
間もなく開催される第2回商談会には、前回と異なるバイヤーが集まることが予想されます。コロナ禍を機に利用が進んだメタバース商談会を活用し、新たな契約、取引先を獲得できる事業者がより増加することに、期待が集まっています。
全国各地をつなぐ、メタバースを活用しよう
メタバースは、国内はもちろん、世界に向けて情報を発信したり、遠く離れた地域に住む人ともリアルなコミュニケーションを実現したりできるものです。2024年もさまざまな業界やシチュエーションで活用され、私たちの生活をよりよいものにしてくれるのではないでしょうか。
今後も、メタバースのユニークな活用法などに目を向けていきましょう。