国内のXRデバイスメーカーShiftallが、新型VRデバイスを発表しました。超軽量が特徴の「MeganeX Superlight」は、2024年上半期に発売予定です。
発表された「MeganeX Superlight」
「MeganeX Superlight」は、パナソニック傘下のデバイスメーカーShiftallが開発・発表したVRデバイスです。2024年1月にラスベガスで開催された「CES2024」で発表され、現在発売に向けた準備を進めています。
「MeganeX Superlight」は、2023年に同社が発売した「MeganeX」の改良型で、前機種よりもさらに薄さと軽さを追求した機種です。パソコンに接続して使用するタイプのVRデバイスで、ベースステーションを使ったSteamVRのLighthouseトラッキングにも対応します。
超軽量化実現のためのポイント
新機種の重量は200g前後と、超軽量化を目指して改良が進められています。軽量化のポイントは「機能をしぼり込んだ」ことで、レンズの材質をガラスから樹脂製のものに変更したり、カメラなどを使ったインサイドアウトとラッキング方式非対応にしたりと、軽量化のために素材を変える、必要最小限の機能にしぼるなどの工夫を凝(こ)らしています。
「Megane」というネーミングではあるものの、形状はゴーグル型で、顔へのフィット感を優先しています。通常のVRヘッドセットよりも小型で軽いので、VRヘッドセットで感じる違和感を軽減し、より高い没入感の実現も可能です。
2024年春~夏の販売が目標
「MeganeX Superlight」の販売価格は2024年1月時点では未定ですが、販売開始時期は2024年春から夏頃を予定しているので、間もなく価格を含めたさまざまな情報が解禁されることが予想されます。
もともと、前機種「MeganeX」は2022年内の発売を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響や半導体不足、基幹部品の生産体制変更など、さまざまな理由で販売延期が繰り返され、2023年7月に発売されました。新機種である「MeganeX Superlight」も、発売延期の可能性がゼロとは言い切れませんが、生産体制に問題がないこと、基幹部品は「MeganeX」と共通していることから、大幅な延期の心配はないのではないでしょうか。
新たな国産デバイスのスペックに期待!
国産の超軽量デバイスは、2024年夏までに発売予定です。「MeganeX」からさらに進化した「MeganeX Superlight」の詳細なスペックや使用感など、今後の情報からも目が離せません。気になる人は、ぜひ販売開始と同時に試してみてください。