メタバースを活用し、子どもたちの学習サポートを行う「まなぶてらす」が、能登半島地震で被災した子どもたち向けの学習支援を実施中です。1月15日より被災地の子ども向けに無償で開放中の「メタバース自習室」は、3月9日まで利用できます。
メタバースでの学習サポートを行う「まなぶてらす」
株式会社ドリームエデュケーション(千葉県市川市)が運営する「まなぶてらす」は、小・中・高校生向けの、オンライン専門個別指導サービスです。24時間365日、各分野のプロ講師によるマンツーマンレッスンを受講できます。
勉強はもちろん「好きや得意を伸ばす」ことに重点を置き、そろばんや英会話、プログラミング、ピアノ、イラストといった習い事レッスンにも対応しています。
1月15日より「メタバース自習室」を無償で開放中
そんな「まなぶてらす」の特徴の1つが「メタバース自習室」です。2D画面上に表示される自身のアバターを操作し、画面上の他のユーザーとコミュニケーションを図りながら学べます。空間内には見守り講師が常駐しているので、わからないところを質問することも可能です。
VRゴーグルをはじめとした特別な機器は不要で、パソコンやスマホ、タブレットなどから気軽にアクセスできる「メタバース自習室」。「まなぶてらす」は2024年1月15日より、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちの学習支援のため、「メタバース自習室」を無償で開放することを発表しました。
支援期間を3月9日まで延長
「メタバース自習室」では、学習面のフォローはもちろん、受験を控えた子どもたち向けに面接の模擬練習などのサポートも実施中です。自宅や避難所等での学習を支援する試みは、文部科学省の「令和6年能登半島地震 学修支援コンテンツ等」にも選定されています。
当初、「まなぶてらす」は支援期間を2月10日までと予定していましたが、自宅での自習時間のサポートのために期間延長を決断し、3月9日まで利用できるようになりました。
なお、今回「メタバース自習室」の利用対象となるのは、石川県、富山県を中心に、能登半島地震によって被災された地域に住む小学生・中学生・高校生です。利用には専用フォーム、もしくはメールからの申し込みが必要ですので、注意しましょう。
メタバースを活用した学習コンテンツを活用しよう
メタバースを日常的な学習に導入する事例が増えています。今回ご紹介した「まなぶてらす」のメタバース自習室以外にも、メタバース内に学習環境を用意し、子どもたちをサポートする教育コンテンツは複数存在します。
さまざまなシチュエーションで、新たな学習環境をぜひ活用してみてください。