アメリカで販売がスタートした、Apple初のXRデバイス「Apple Vision Pro」。そのスペックには、発売前から注目がされていました。今回は、「Apple Vision Pro」に関する基本情報をお届けします。

2月2日に販売開始となった「Apple Vision Pro」

「Apple Vision Pro」は、2024年2月2日に発売されたXRデバイスです。Apple初のXRデバイスということで、世界中が販売開始を待ち望んでいました。日本国内でも、すでに購入を検討している人がいるのではないでしょうか。

気になるスペックは？

Appleは新製品について、パソコンやスマホに取って代わる「空間コンピューティング」デバイスだと発表していました。iPhoneやMacbookなど、さまざまな製品を開発してきたAppleが、その集大成として完成させた新型XRデバイス。フレームには5つのセンサー、6つのマイク、12台のカメラが搭載され、合計2,300万ピクセルの2つのmicro OLEDディスプレイが、レンズを通してユーザーに見える仕組みです。

ヘッドセットは実際の世界の周囲を「透過」しているように見せてくれるので、コンテンツが空間に「浮かんでいる」ように見えます。また、操作は指と目を使ってできるので、ハンドコントローラーが不要なのも特徴です。

幅広い用途で利用できるのも魅力

ゲームや動画の視聴といったエンタメはもちろん、デスクワーク、製品設計、シミュレーションなど、幅広い用途に活用できるのも「Apple Vision Pro」の魅力です。日常生活からビジネスまで、さまざまな使用シーンを想定しているので、プライベートの充実、仕事でのよりよい成果を上げることにも貢献するのではないでしょうか。

日本での販売は2024年下半期から！

2月2日に販売をスタートした「Apple Vision Pro」は、全米のApple Stpreで購入予約が可能。家電量販店やネットショップなどでは販売されません。

その理由はフィッティングを行うためで、「Apple Vision Pro」はフィット感を高めるために、予約後にApple Storeで頭のサイズの計測などをします。その後、各パーツがカスタマイズされたデバイスを受け取るという流れです。

日本や韓国、中国、オーストラリア、フランス、ドイツなどでは、2024年下半期の発売が検討されています。フィッティングが必要なほか、アメリカ版Appleアカウントが必要なこと、配送はアメリカ国内のみということから、現在販売中のデバイスの輸入はできません。

すでに購入したアメリカのユーザーのレビューなどを参考にしながら、国内での販売を待ちましょう。