日本企業が「Apple Vision Pro」向けアプリをリリース！「SunnyTune」の特徴は？

iPhoneやiPadと同じアプリケーションを使用できるApple Vision Proですが、Apple Vision Pro向けのアプリも、世界のさまざまな企業が開発しています。Apple Vision Pro向けアプリをリリースした企業は、日本国内にも存在します。

アメリカで販売を開始した「Apple Vision Pro」

2月2日にアメリカで販売を開始したApple Vision Proは、Apple初のゴーグル型XRヘッドセットです。パソコンやスマホに取って代わる「空間コンピューティングデバイス」として発表された同製品は、発売前から世界が注目し、発売後も購入者から好評を得ています。

ゲームや映画といったエンタメはもちろん、デスクワークやシミュレーションなどのビジネスと、生活のなかで幅広く活用できる可能性を秘めたApple Vision Pro。コントローラーを使用しない、指や視線、音声などでの操作も、高い没入感に貢献します。

そんなApple Vision Pro向けのアプリ「SunnyTune」を開発・リリースしたのは、XRの企画・開発を行う国内企業、株式会社MESON（東京都）です。「SunnyTune」は3次元で天気の変化を表現でき、Apple Vision Proの機能を体感できます。

Apple Vision Proを装着してアプリを起動すると、目の前に小さな空間が現われます。空間内の天候は現実世界と連動しており、現在地と同じように変化します。現実世界で雨が降っていれば、空間内でも雨粒を見ることができ、強風の際には草木が揺れる音も再現されます。

現在地だけでなく、世界中のさまざまな場所の天気をリアルに見られるのも、「SunnyTune」の特徴です。リアルタイムな天気だけでなく、少し先の天候の変化も3次元で確認でき、これまでイラストや文章だけの情報だった天気予報を、より立体的に把握できるアプリとなっています。

アプリ開発にあたり、株式会社MESONは、Apple Vision Proの日常的な利用に注目したといいます。アプリを毎回立ち上げるのではなく、気になる情報は常に目の前に広がる空間内に置くことができ、情報をより直感的に理解できるアプリが増えると予想しました。

そして、未来の変化を捉えるアプリ第一弾のテーマに「天気」を採用したそうです。

「SunnyTune」は、Apple Vision Pro装着時に常に設置して見ることができ、他のアプリとも併用できます。視界のなかにリアルに変化する天候が映し出されれば、洗濯物の取り込みや外出時の傘の有無など、プライベートでもビジネスでも活用できそうですね。

Apple Vision Proは現在、アメリカ在住者のみ購入可能です。日本発のApple Vision Pro向けアプリを、国内で体験できる日はまだ先ですが、アプリの使用感をアメリカのApple Vision Proユーザーが伝えてくれることにも、期待したいですね。

国内で利用できる日を楽しみに待ちながら、さまざまなアプリリリースにも注目しましょう。