エンターテインメントを届ける仕事というと、これまではテレビやリアル会場でのライブコンサート、演劇などがメインでした。しかし、時代の流れとともにその形は徐々に変化し、YouTubeやオンラインライブなど、活躍の場が広がっています。
また、新たなフィールドとして昨今注目を浴びているのが、メタバースです。今回は、バーチャルの姿で活躍する、期待のアーティストを紹介します。
注目のバーチャルアーティスト①PHAZE
PHAZEは、ボーカルのViviさん、キーボードのShellさん、ベースのDizさんの3人で活動するロックバンドユニットです。オリジナル曲も多く、その音楽性の高さを多くの人に評価されています。
VRChatをメインに活動していますが、YouTubeではMVも公開しており、さらに2023年9月にはリアルライブも開催。東京・下北沢で開催されたライブには、ドイツ在住のボーカル・Viviさんも駆けつけ、3人そろって出演しました。
②Johnny Henry
Johnny Henryは、4人組バーチャルブルースロックバンドです。メンバーは、ボーカル・ハーモニカのYAMADAさん、ギターの藍葉じるあさん、ベースのMoiriさん、ドラムのYuki Hataさん。2019年2月より、VRChatを中心に活動しています。
バーチャル空間内でのライブはもちろん、リアルライブにも多数出演しており、2024年1月には結成4周年記念ライブも実施しました。グループだけでなく、個人でも着実に活躍の場を広げており、今後の日本の音楽シーンに新たな風を吹き込む可能性を秘めているバンドとして、注目を浴びています。
③YSS
YSSは、コンポーザーのyopiさんとボーカルのSorteさんの2人で活動する、VR音楽ユニットです。2020年12月より、幅広い音楽ジャンルを融合したオリジナル楽曲で、VRChat内でのライブを行っています。
毎週水曜日にはVRChat内で配信をしており、加えてリアルイベントにも積極的に出演。バーチャルアーティストのなかでは群を抜いた活躍ぶりで、YSSを目標とする人も多いようです。
④midokan
ギターを片手に弾き語りを行うバーチャルアーティスト・midokanさんは、VRChat内の「ポピー横町」や「Japan Street」での路上弾き語りをメインに活動中です。オリジナル楽曲の制作も実施しており、VRChatでの日常を描いた歌詞が、バーチャルでの時間を楽しむ人を中心に人気を集めています。
VRChat内で活動するさまざまなアーティストの楽曲の弾き語りカバーや、盛り上がるMCなど、独特の世界を確立している人物です。VRChat内では認知度、人気ともにトップクラスだといえるでしょう。
⑤CROWK
CROWKは、WisKさんとCROTCHETさんの2人組ヒップホップユニットです。歌詞にはVRに関するネタが盛り込まれていることも多く、バーチャルを楽しむ人は楽しさも共有して笑ったりしてしまうでしょう。
バーチャルはもちろん、リアルでのライブ出演経験も豊富で、楽曲提供やコラボ楽曲制作など、幅広いフィールドで活躍するバーチャルアーティストです。
バーチャルアーティストが活躍するイベントに参加しよう
今回ご紹介したバーチャルアーティスト以外にも、仮想空間内で活躍するアーティストは多く存在します。VRChatを中心に、さまざまなバーチャル空間でのライブ活動で認知度を上げるアーティストのライブを、聞きに行ってみていはいかがでしょうか。
気軽にのぞけるバーチャルライブだけでなく、アーティストの楽曲を目の前で楽しめるリアルイベントも必見です。興味のあるイベントがあれば、ぜひ参加してみてください。