世界中からユーザーが集まるメタバースプラットフォーム、VRChatが10周年を迎えました。これを記念して、初期ホームワールドも、期間限定で10周年仕様になっています。
2014年に開発されたVRChat
VRChatは「ワールド」と呼ばれるさまざまな空間を自由に体験できる、メタバースプラットフォームです。2014年、当時大学寮のルームメイトだったGraham Gaylor氏とJesse Joudrey氏が開発し、2024年でサービス提供10周年を迎えました。
当初アバターは、1種類しかなく、ワールドも1つだけでしたが、アップデートを繰り返し、アバターのカスタマイズやワールド作成機能など、現在のVRChatの形に徐々に近づいていきました。
SteamやMeta Quest、Pico4など、さまざまなVRデバイスでもプレイ可能で、高い没入感と、さまざまなコンセプトで作られた無数のワールドが、多くのVRユーザーを魅了しています。
初期ホームワールドが記念アップデート!
10周年を記念し、VRChatを始めたばかりのユーザーがまず訪れることになる、初期設定段階での「ホームワールド」が、アップデートされました。ホームワールドに入ると、リビングスペースには大きな「10」の文字が輝くホールケーキが。BGMも昔の楽曲に変更されており、長年VRChatに親しむユーザーは、懐かしさを感じられるでしょう。
さらに空間の奥へ進むと、宇宙のようなスペースが広がっています。これは、過去のロード画面を再現したもので、中心に立つとロード状態を体験できる仕掛けも。ここでは、VRChatの運営が設置した感謝のメッセージを読むこともできます。
初めてVRChatで公開されたワールドも体験?
アップデートされたホームワールド内には、VRChatができて初めて公開されたワールドを再現した空間につながる、ポータルも存在します。ワールドの名称は「VRChat Cafe」で、街中のカフェをイメージした空間です。
サービス初期を知っている人は、かつて訪れたワールドが再び現われた喜びを実感できるでしょう。
「VRChat Cafe」には、ホームワールドにあった10周年記念ケーキが巨大化したものも設置してあります。カフェの店内に足を運ぶと、2階には写真展示があり、VRChatの軌跡を辿(たど)ることも可能です。
10年の歴史を辿ってみよう
世界中のVRユーザーが集まるメタバースプラットフォーム・VRChat。初期ホームワールドでは、その歴史を知り、10周年のおめでたい雰囲気を体感できます。10周年限定の特別な空間で、いましかできない体験をお楽しみください。