静岡県をまるごとスキャン！「Metaverse SHIZUOKA」が公開

静岡県全域をメタバース化した空間が、公開されました。「Metaverse SHIZUOKA」では、静岡県内のさまざまなエリアの魅力を知ることができます。

静岡県のメタバース空間「Metaverse SHIZUOKA」

「Metaverse SHIZUOKA」は、静岡県の8つのエリアで構成されています。各地の最新情報が掲載されている空間や、ボイスチャットでの意見交換ができる部屋、静岡県のシンボルともいえる富士山や伊豆の豊かな自然を体験できるエリアなど、静岡県の魅力を詰め込んだ仮想空間です。

メタバース構築には、静岡県をまるごとスキャンした3次元点群データ「VIRTUAL SHIZUOKA」を活用しています。静岡県では、レーザースキャナなどを使用し、広範囲の測量を行い、「3次元点群データ」を取得・蓄積・オープンデータ化しています。

仮想空間上で静岡県を点の集まりとして再現することに成功した静岡県は、このデータを新たな社会インフラとして活用することを発表していました。

なお、「VIRTUAL SHIZUOKA」データはWebから誰でも気軽に閲覧できます。また、オープンデータとして公開されているので、許可不要で二次利用も可能です。

「Metaverse SHIZUOKA」は、NTTコノキューが提供する「DOOR」というメタバースプラットフォームを利用しています。アプリダウンロード不要で、ブラウザから無料で遊びに行けるのも、特長の1つです。

メタバース空間に入ると、目の前には操作方法や「Metaverse SHIZUOKA」の活用方法の解説が表示されます。足元には静岡県内の街並みが広がっており、上空にいることがわかります。

用意されているエリアは、エントランス・静岡県西部・中部・東部・伊豆半島・富士山山頂・龍宮窟・県庁前の8つです。西部・中部・東部・伊豆半島エリアでは、地域のPRが見られます。また、富士山頂と龍宮窟は、意見交換ルームとなっており、県庁前には静岡県のPR動画や各地の情報、SNSへのリンクなどがあります。

各地域のエリアもエントランス同様、足元に街並みを見ることができます。地域の名所・名産をPRするパネルを自由に閲覧でき、「静岡県に行ってみたい！」と思わせてくれる空間に仕上がっています。

静岡県をまるごとスキャンしたデータを活用してできあがったメタバース「Metaverse SHIZUOKA」には、静岡をPRする情報が詰まっています。リアルな街並みや静岡のさまざまな魅力に触れると、静岡県をもっと知りたいと思うのではないでしょうか。

ブラウザから誰でもアクセスできる「DOOR」を使用した仮想空間を、ぜひのぞいてみてください。