家電や電子部品などを手がけるシャープ(大阪府堺市)が、XR関連の新規事業をスタートします。東京・神田に開発拠点を置く「SHARP XrossLAB」は、どのような役割を果たすのでしょうか。
XR事業にも積極的なシャープ
1912年創業のシャープは、電気通信機器、電気機器を製造するメーカーとして知られています。これまでもハードウェア開発のノウハウを生かし、XR技術を搭載したデバイス開発に携わったり、スマホと接続して使用するヘッドマウントディスプレイの試作機を開発したりと、XR関連のさまざまな取り組みを行ってきました。
新たな開発拠点となる「SHARP XrossLAB」
そんなシャープが、XR事業の新たな開発拠点となる「SHARP XrossLAB」を、東京都千代田区神田に開設しました。VRヘッドマウントディスプレイを2024年夏に商品化するなど、XR関連の取り組みに積極的なシャープは、こうした動きを加速するために、新たな拠点を開設したといいます。
「SHARP XrossLAB」は、新たな技術や商品の開発はもちろん、営業拠点としての役割も担います。
他企業との共創も
神田という立地を生かし、「SHARP XrossLAB」では、他企業との共同研究も行う予定です。さまざまな分野における用途やソリューションの開発のため、パートナー企業と連携するだけでなく、さまざまな企業と協力しながら、顧客によりよい体験や価値を届けられるような技術・製品の開発に尽力します。
「SHARP XrossLAB」は、XR技術に関する事業だけでなく、生活やビジネスを変える新たな技術、ソリューションの早期創出にも活用されます。
誕生する新たな技術・ソリューションに期待
東京・神田というアクセス良好な地に、新たな活動拠点を構えたシャープ。XR事業の展開を目的とした「SHARP XrossLAB」では、今後どのような技術やソリューションが誕生するのでしょうか。
夏に商品化が予定されているヘッドマウントディスプレイをはじめ、これから登場するさまざまなアイデアや商品に、期待したいですね。