マイクロソフトは、自社のメタバースの一般公開をスタートしました。「Microsoft Teams」から利用可能な3Dコンテンツは、ビジネスシーンを中心に活用できます。

マイクロソフトのメタバース「Microsoft Mesh」

「Microsoft Mesh」は、2023年10月より提供されている、マイクロソフトのメタバースです。同社のコラボレーションツールである「Microsoft Teams」から利用できる「Microsoft Mesh」は、3D空間でのWeb会議やコミュニケーションの深化・拡大を実現します。

「Microsoft Mesh」では自身の3Dアバターを作成したり、3Dアバターによるミーティングをすることはもちろん、専用エディタを使用し、ノーコードでバーチャル空間をカスタマイズすることも可能です。

プレビュー版は複数企業の活用で話題に

これまで提供されていたのはプレビュー版では、利用可能なユーザーが限定されていました。プレビュー版の「Microsoft Mesh」は、国内でも武田薬品工業株式会社（東京都中央区）や、アクセンチュア株式会社（東京都港区）など、グローバル規模の企業を中心に、複数の企業が利用し、活用事例を公開している企業もあります。

リアルに近い映像、美しい風景、ビルのなかに流れる水など、活用事例からはメタバースの強みを生かした空間構築が伝わり、プレビュー版の段階で話題を集めていました。

1月25日より一般利用可能に

プレビュー版で高評価を得た「Microsoft Mesh」は、2024年1月25日より一般向けに提供を開始しました。パソコンだけでなく、「Meta Quest」シリーズといったVRヘッドセットにも対応しており、ヘッドセットを使えば、より没入感の高い空間でのコミュニケーションを実現できます。

なお、利用には、「Teams Essentials」や「Microsoft 365 Business Basic」など、Teamsに関するライセンスが必要です。

新たなコミュニケーションを体験しよう

アバターを使ってメタバースで会議やコミュニケーションができる、マイクロソフトの「Microsoft Mesh」が一般向けに提供をスタートしました。新たなコミュニケーションで、これまでのWeb会議やオンラインでの交流が、よりよいものになることに期待したいですね。

興味がある人は、Teams関連のライセンスを取得し、早速体験してみてください。