大阪府豊中市のさまざまなエリアをメタバース化した空間「メタバースとよなか」がオープンしました。3つのエリアで、豊中市の魅力に触れられるさまざまな体験を提供します。
Spatialにオープンした「メタバースとよなか」
「メタバースとよなか」は、豊中市を象徴する建物やエリアを再現した、メタバースワールドです。プラットフォームは、世界中のアーティストのバーチャルギャラリーやイベントを体験できる「Spatial(スぺーシャル)」で、豊中市の要請を受けて制作しました。空間内では豊中市の魅力を知るとともに、ユーザー同士のコミュニケーションも楽しめます。
3つのエリアで異なる体験が可能
「メタバースとよなか」では、3つのエリアでさまざまな体験ができます。メタバースの玄関口となる「中央エリア」は、豊中市立文化芸術センターを再現したエリアです。庭園には、関連イベントである「ICT講座」で作られた作品が展示されており、文化芸術センター内では、豊中市が所蔵する作品も見られます。また、子どもが夢中になれる「宝さがしゲーム」も、中央エリアで体験可能です。
大阪国際空港を中心に再現した「西エリア」では、飛行機の離着陸シーンをリアルに体感できます。飛行機は1分に1回離着陸するので、左手の鑑賞タワーや千里川土手など、場所を変えて繰り返し見るのもおすすめです。関連イベントでペイントされた飛行機の模様にも注目してみましょう。
「東エリア」は、服部緑地を中心に再現されています。花壇や服部緑地乗馬センター、日本民家集落博物館などを、じっくりと堪能できます。民家集落で縁側に座り、美しい花々を鑑賞すれば、現実を忘れて癒しのひとときを過ごせます。また、服部緑地乗馬センターでは、乗馬体験のVR動画の視聴が可能です。
オープン日にはリアル会場での記念イベントも
3月9日のオープン日には、記念のイベントがリアル会場でも行われました。豊中市立芸術文化センターで開催された「デジメタフェス」では、「メタバースとよなか」の体験はもちろん、デジタル塗り絵やモーションキャプチャー体験、学生たちの手がけたオリジナルゲームやアニメーションのブースなどが展開され、来場者も楽しみました。
手軽に豊中市の魅力あふれる空間へ
「Spatial」内にオープンした「メタバースとよなか」は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどから、アプリなどのダウンロード不要で体験できます。さまざまなスポットを再現した空間で、ゲームや鑑賞を通して、豊中市の魅力を知る機会になるとよいですね。
よりよいメタバースへと進化することにも、期待しましょう。