株式会社ネオキャリア(東京都新宿区)は、実際の社内をリアルに再現したメタバースオフィスをオープンしました。メタバース内での企業見学を通し、遠方の人も企業の様子を知ることができます。
「メタバースオフィス」をオープンした株式会社ネオキャリア
ネオキャリアは、人材紹介、派遣事業やヘルスケア事業、グローバル事業などを展開する企業です。メタバースオフィス制作には、VR事業で注目を集める株式会社ブレインバース(東京都中央区)が協力しました。
社内をリアルに再現した空間の用途
求職者は、コーポレートサイトの閲覧やイベントブースでの社員との交流、企業説明会、面接などで、希望する企業の情報を得たり、雰囲気を知ったりします。しかし、サイト閲覧や説明会、面接などだけでは、実際の業務中の様子までは把握できません。また、遠方の企業への就職を希望する場合は、簡単に説明会に足を運べない場合もあります。
そこで、ネオキャリアはブレインバースと協力し、移動にかかる時間や費用を削減し、求職者が自由に活用できるオンラインに注目。没入感の高いメタバースにオフィスを再現し、詳細な企業情報を取得したり、社内の雰囲気を感じ取ったりすることに役立てます。
さまざまな企業への導入を目指す
メタバースオフィスは、求職者、そして企業双方の「採用のミスマッチ」防止への貢献が期待できます。「思っていたような雰囲気ではなかった」「コーポレートサイトに載っているようなオフィスではない」といった、就職後に生じる可能性がある不満も、メタバースでオフィスを見て回れば、事前に解消できます。
ネオキャリアのメタバースオフィスも、実際のオフィスを忠実に再現しており、壁面などに設置したパネルで、動画コンテンツなどによる企業情報の収集も可能です。
ネオキャリアとブレインバースは、さまざまな企業でのメタバースオフィス活用を目指しており、「2025年までに100社のメタバースオフィス開設」という目標に向けて取り組んでいきます。
今後の導入事例にも注目
採用におけるミスマッチ防止への貢献が期待される「メタバースオフィス」は、企業情報の収集やオフィス内の雰囲気を知るために役立ちます。また、全国に支社を持つ企業では、入社式や新人研修などもメタバースオフィスで実施でき、交通費や宿泊費などの削減にもつながるでしょう。
100社の開設に向けて動き出したネオキャリアとブレインバースの今後の動向、そして導入事例にも注目していきましょう。