株式会社Welcome to talk(東京都千代田区)は、新たにバーチャル空間での健康相談サービスをスタートしました。VRを使った健康相談サービスは、学校保健への実装も実現しています。
「バーチャル健康相談」とは
バーチャル健康相談は、仮想空間とアバターを使って、自宅などから健康相談ができるサービスです。対人コミュニケーションが苦手な子ども、若者は昨今増加傾向にあり、「視線を合わせられない」「自分の顔を見られたくない」「対面で話すと緊張してしまう」といった問題を抱えていることも少なくありません。
メタバースではアバター同士が対話をするので、こうした対人コミュニケーションにおける問題を解決できます。バーチャル健康相談は、心の健康に関する悩みを打ち明け、よりよい解決法を導くことに貢献します。
学校法人角川ドワンゴ学園と業務提携
バーチャル健康相談サービスを提供する株式会社Welcome to talkは、本サービスのよりよい活用を目指し、N高等学校・S高等学校で知られる学校法人角川ドワンゴ学園(沖縄県うるま市)と業務提携契約を締結しました。
角川ドワンゴ学園協力のもと、β版での事業検証を行った「バーチャル健康相談」は、学校保健への実装を実現しました。メンタルヘルスケアのデジタル化に向け、角川ドワンゴ学園の最先端のオンライン学習を掛け合わせながら、顕在化する子どもたちのメンタル面での課題解決をサポートします。
好きな時間や専門家を選んで相談可能
バーチャル健康相談では、利用者が相談する時間帯や専門家を自由に選択できます。予約日にはMetaQuestヘッドセットを使用し、アバター姿でバーチャル空間にアクセスするだけ。
仮想空間内に作られたカウンセリングルームでは、Welcome to talkの「こころの専門家」である、精神科医や児童精神科医、臨床心理士などが、メンタルヘルスに関する相談に乗ってくれます。
多くの教育機関での活用に期待!
心の不調を抱える子どもや若者は、対面での診察や相談に抵抗があることも少なくありません。「バーチャル健康相談」が多くの教育機関で導入されれば、学校に行けない、行きづらい児童・生徒の悩みの解消にもつながるでしょう。
アバターを使って「こころの専門家」に気軽に相談できるサービスで、抱える問題が軽減される子どもが増えることに期待しましょう。