企業や自治体がメタバース構築をする事例は増えていますが、「どのようなメタバースを作ればよいかわからない」「思ったようにアクセスが伸びない」といった悩みを抱えるケースも少なくありません。KDDI株式会社（東京都千代田区）をはじめとした4社は、こうした課題を解決し、最適なメタバースを提供する「オープンメタバースネットワーク」を発足させました。
「オープンメタバースネットワーク」とは
「オープンメタバースネットワーク」は、KDDI株式会社、株式会社STYLY（東京都新宿区）、monoAI technology株式会社（兵庫県神戸市）、REALITY XR cloud株式会社（東京都港区）の4社で発足した、メタバースアライアンスです。
メタバース市場の拡大に伴い、企業や自治体の利用ニーズも高まっています。しかし、多くのメタバースプラットフォームが存在するなかで、どういったメタバースを構築すればよいかわからないという担当者は多くいます。
こうした課題を解決し、最適なメタバース構築に貢献するのが、「オープンメタバースネットワーク」の役割です。
コンサルから運用までをワンストップで
「オープンメタバースネットワーク」は、企業や自治体のメタバース活用に向け、スムーズな導入、課題解決に向けたコンサルから、イベント企画、コンテンツ制作までの幅広いサービスを、一環して担います。単独でのメタバース利用はもちろん、複数のメタバースをつないだり、リアル空間を取り入れた立体的な空間作りをしたりと、豊富なアイデアの提供も可能です。
企業や自治体の魅力やサービス内容を、バーチャル空間ならではの体験や演出で伝え、顧客の増加や新たなサービス展開の場の創出をサポートします。
各プラットフォームの特徴を生かした空間作りへ
4企業によって発足された「オープンメタバースネットワーク」では、それぞれが提供するメタバースプラットフォームから、顧客のニーズに合わせた最適なプラットフォームの提案ができます。また、より幅広い訴求のために、複数のプラットフォームで同時展開するといった方法が取れるのも、特徴の1つです。
企画や空間構築に加え、運用後の相談やイベント企画などを、4社が以下のように役割分担することで、各社の強みを生かしたサービス提供を可能とします。
- KDDI：総合窓口、コンサルティング、メタバース・デジタルツイン制作
- STYLY：現実の都市空間や生活空間への、XRコンテンツ制作・配信
- monoAI technology：ウェブメタバースの空間制作
- REALITY XR cloud：メタバースイベント空間制作、ユーザー連動キャンペーン制作
魅力的なメタバース創出に貢献できるか
企業や自治体の魅力や特色を創出した、最適なメタバース構築に向けて発足された「オープンメタバースネットワーク」。メタバース市場のさらなる拡大、よりよいメタバースの創出への貢献に期待が集まります。今後の制作実績などにも注目しましょう。
