お茶をテーマにしたメタバース「京・山城ワールド」、VRChatに登場

株式会社福寿園（京都府木津川市）が、新たにお茶をテーマにしたメタバースを公開しました。3月にオープンした「京・山城ワールド」は、VRChatで体験できます。

「京・山城ワールド」とは

「京・山城ワールド」は、株式会社福寿園が開発・公開したメタバースワールドです。創業230年を超える老舗の製茶業者によるワールドの目的は、世界中の人に「お茶」に親しんでもらう機会の創出、お茶を囲んだ楽しい時間の提供です。

ワールドに入ると、目の前には福寿園の創業地である、京都の山城地域の豊かな自然が広がります。また、関西文化学術研究都市（通称：けいはんな学研都市）に実在する「福寿園CHA遊学パーク」の茶室を、幻想的な雰囲気で再現しています。

茶畑に囲まれた空間には、茶を巡る旅を記録した本と本棚をイメージした東屋、白を基調とした茶室「華月庵（かげつあん）」があり、お茶に関する知識も学べます。さらに、ワールドの奥へと進むと、山城の仏さまが鎮座しており、導きの言葉とともに別世界にワープできる仕掛けも用意されています。

「京・山城ワールド」では、アバター姿でお茶会を楽しめます。茶室「華月庵」だけでなく、富士山の山頂でたき火を囲むというシチュエーションも用意されています。福寿園はメタバースでのお茶会を「metaCHA（メタチャ）」と名付けました。

手軽に楽しめるお茶は、交流の場におけるコミュニケーションツールとして、重要な役割を担うと、福寿園は考えます。メタバースでお茶を飲むのはアバターですが、共通の飲み物を通して、ユーザー同士のコミュニケーション促進に貢献することが期待されます。

VRChatに新たに登場した、京都・福寿園の「京・山城ワールド」では、お茶をテーマにしたさまざまな体験が可能です。ワールド内には、お茶の精をイメージしたかわいらしいオリジナルキャラクター「茶つぼちゃん」が、案内人として登場しますので、注目してみてください。

「metaCHA」という新たな体験を提供する空間で、癒しのひとときを堪能しましょう。