日本の歴史的なお城を再現したメタバースは、建造物のデジタル保存だけでなく、エンターテインメントコンテンツとしても親しまれています。今回ご紹介するのは、岐阜城に関するメタバースです。
鎌倉時代からの歴史を持つ岐阜城
岐阜市にある岐阜城は、古い歴史を持つお城の1つです。鎌倉時代には稲葉城と呼ばれており、戦国時代、斎藤道三の時期に本格的に整備されたといわれています。
1567年の稲葉山城の戦いによって織田信長が奪取し、天下統一を行うという意味を込め、お城や麓にある街などを「岐阜」と改名したことから、「岐阜城」と呼ばれるようになりました。現在の城は1956年再建されました。
450年以上の時を超え、メタバースに
織田信長が小牧山から岐阜城へと本拠地を移してから、450年の時を経て、当時の岐阜城のイメージがメタバースとして蘇(よみがえ)りました。メタバースは発掘調査の結果や文献の記録に基づき、最新のデジタル技術によってリアルに再現されています。
360度のVRコンテンツは、現地のパノラマ写真と戦国時代のCGの切り替えが可能です。4つのエリアから成るVRは、ブラウザから気軽にアクセスできます。自由な視点と時代の切り替えで、岐阜城のいまと昔の時空トリップを楽しみましょう。
フォートナイトとVRで岐阜城の魅力を発信!
VRコンテンツのほか、オンラインゲーム「フォートナイト」にも、岐阜城がメタバースとして登場しています。織田信長が築いた岐阜城の山麓部の地形や石垣、当時の建物の様子を、3DCGで再現したマップです。
プレイモードはフリーモード・ミニゲームモード・ビルドモードの3つです。フリーモードでは、アバターを使った自由な散策ができます。また、ミニゲームモードは岐阜城を舞台に、アクションレース・宝集め・的あての3つのミニゲームで遊べます。ビルドモードは山麓部の地形のみが再現された空間で、ユーザーが独自の建物を建築できるモードです。
ミニゲームモードのゲームの順番はランダムで、各ゲームで獲得したポイントの合計を競います。フォートナイトの美しい映像とともに、さまざまな方法で岐阜城を堪能しましょう。
魅力的なコンテンツで岐阜城を知ろう
岐阜城を舞台にしたVR、そしてフォートナイトのマップでは、織田信長が築いた歴史ある岐阜城の魅力を知ることができます。2つのコンテンツの詳細はこちらからご覧ください。
メタバースでの体験で岐阜城に興味を持ったら、さらに深い歴史を調べてみるのも、よいかもしれません。