リアル・バーチャルでファッションを展開する株式会社アダストリア(東京都渋谷区)が、メタバースファッションに特化したマーケットプレイスをオープンしました。4月10日よりサービスを提供している「StyMore(スタイモアー)」には、さまざまな企業が参入しています。
マーケットプレイス「StyMore」とは
「StyMore」は、仮想空間でアバターが着用するバーチャルファッションアイテムを販売するサービスです。ユーザーは購入したアイテムをアバターに着用させ、バーチャル空間でのおしゃれをより楽しむことができます。一部アイテムはスマホアプリ「MakeAvatar」を使って、着せ替えも可能です。
さまざまな企業・クリエイターが出店
「StyMore」には、すでに複数の企業や個人クリエイターなどが出店しています。2024年5月現在、クリエイターショップは40店舗です。また、コーポレートショップにはSanrioやドットエスティ、JR西日本が出店中です。
商品が売れた場合、クリエイターは売り上げの7%をアダストリアに支払います。企業の手数料は10%と、個人クリエイターよりもやや高めです。これまで3Dアイテムの出品場所として多く利用されていたBOOTHの手数料は5.6%+22円となっていますので、アイテム価格によっては「StyMore」のほうが高くなります。
バーチャルファッションに期待される効果
自社IPやブランド、商品をバーチャルファッションアイテムとして展開することは、これまでにない顧客へのアプローチにつながります。企業やクリエイターの価値を高めたり、差別化を図るのにも有効です。
購入者は、気に入ったアイテムを見つけて、バーチャル空間での活動がより充実したものになります。現実にはできないようなファッションに挑戦し、自分らしさを確立することで、個性を認識したり、自信を持ったりもできます。
さまざまなアイテムを購入するユーザーが増えれば、バーチャルファッション市場のさらなる拡大も期待できるでしょう。
理想的なアバターファッションで仮想空間を楽しもう
メタバースファッションに特化したマーケットプレイス「StyMore」で購入したアイテムは、「MakeAvatar」を介してVRChatで使用するアバターにも反映できます。憧れのファッションをメタバースで実現し、バーチャルでの時間をよりよいものにしましょう。