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VR作品「耳に棲(す)むもの」が、アヌシー国際アニメーション映画祭2024 VR部門にノミネート

アカデミー賞にもノミネートされたアニメーション作家・山村浩二氏が監督を務めたVR作品「耳に棲むもの」が、アヌシー国際アニメーション映画祭2024のVR部門にノミネートされました。芥川賞作家の小川洋子氏が原作を手がけ、独特な雰囲気をまとった作品は、VRでどのように再現されているのでしょうか。

小川洋子氏原作「耳に棲むもの」

VR作品「耳に棲むもの」の原作は、芥川賞作家で紫綬褒章受賞の小川洋子氏が手がけました。今回のVR作品のために書き下ろしたオリジナルで、孤独な少年の耳の奥には、4人の音楽隊と2匹のエビが棲んでいるというストーリーです。

毎日土を掘り、見つけたものをクッキー缶のなかに集める少年が涙を流すと、耳に棲むものたちは演奏とダンスで少年を励まし少年はお礼に拾ったものが入ったクッキー缶を振ります。成長した少年は、補聴器を売るセールスマンとなり、子どもの頃のような行動を取らなくなりますが、あることをきっかけに昔を思い出し、孤独な声を拾い集める旅に出ます。

VR作品の監督は、山村浩二氏

小川氏の独特な世界をVR作品として映像化したのは、山村浩二氏です。アカデミー賞ノミネートアニメーション作家の山村氏は、小川氏と同じく紫綬褒章受章者の1人です。第75回アカデミー賞短編アニメーション部門への正式ノミネートは、日本人初の快挙でもありました。

2年の歳月をかけ、VRでしか味わえない作品に仕上がったアニメーションは、画期的かつ野心的な作品として、高い評価を獲得しています。

アヌシー国際アニメーション映画祭2024にノミネート

VR作品「耳に棲むもの」は、これまでさまざまな映画祭にノミネートされ、4つの国際映画祭で受賞しています。今回ノミネートされたアヌシー国際アニメーション映画祭は、毎年フランスのアヌシー市で開催される映画祭で、カンヌ映画祭のアニメーション分門が独立して設立されたものです。

世界最大規模で、長い歴史を持つ国際アニメーション映画祭では、毎年200作品以上のアニメ作品が上映されます。「耳に棲むもの」の監督を務めた山村氏は、2003年に「頭山」で短編部門グランプリ、2021年には「幾多の北」で長編コントルシャン部門クリスタル賞と、過去にも同映画祭で受賞しており、今回も素晴らしい賞に値する作品として、注目が集まっています。

日本での公開も待ち遠しい!

世界が注目するVRアニメーション「耳に棲むもの」は、2024年秋以降に一般向けの配信を開始する予定です。日本でも作品を体験できる日が来るのが、待ち遠しいですね。

映画祭の受賞結果にも、注目しましょう。

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