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積木製作が、新コンテンツ「一次救命処置VRトレーニング」をリリース

心肺蘇生法やAEDの使い方は、授業で習う学校も多くあります。運転免許取得時にも講習が行われる救命処置について、VRで学べるコンテンツが、新たに登場しました。

XRソリューション展開で知られる積木製作

「一次救命処置VRトレーニング」をリリースしたのは、株式会社積木製作(東京都墨田区)です。積木製作は、3Dデータとさまざまな情報をつなぐXRソリューション展開を行っており、これまでも「安全体感VRトレーニング」や建設現場若手職員向けVR研修システム「Vriel」をはじめとした、トレーニングコンテンツの制作を行っています。

また、バーチャルモデルルーム、都市景観シミュレーション、恐竜体験ツアーなど、トレーニング以外の領域でも、魅力的なVRコンテンツを展開中です。

「一次救命処置VRトレーニング」をリリース

今回リリースされた「一次救命処置VRトレーニング」は、カンボジアで日本式の高度な医療を提供する、サンライズジャパン病院との共同開発です。数年前からカンボジアに拠点を持つ積木製作は、サンライズジャパン病院と意見交換の機会を設け、XR技術を医療に活用する方法を検討した結果、広く、汎用的に生かせる一時救命処置を題材としたVRトレーニングを開発することになりました。

複数の特徴で救命処置をわかりやすく学べる

「一次救命処置VRトレーニング」の特徴として挙げられるのは、以下の点です。

  • 専門家による監修
  • 正しい手順の再現
  • 訓練用マネキンの併用
  • ハンドトラッキング対応
  • 体験内容のスコア表示
  • 2パターンのシナリオ
  • 英語対応

サンライズジャパン病院の専門的なアドバイスを受けて開発されたコンテンツは、専門家の確かな知識によって説得力のあるシナリオに仕上がっており、安全確認や心肺蘇生法、AEDの仕様の手順を正しく学べます。

また、実際の現場で使用されるマネキンをVR体験と併用することで、手の感触を再現したり、自分の手を認識するハンドトラッキング技術によって、現実に近い体験を可能とします。心肺蘇生法のリズムや深さは、計測によってスコアとして提示され、何が足りないかを把握しやすいのも、特徴の1つです。

シナリオは病院とショッピングモールの2パターン用意されており、病院外での措置もリアルに学べます。現在、言語は日本語と英語の2カ国語に対応していますが、今後はクメール語などにも対応予定です。

幅広いシーンで活用される?

「一次救命処置VRトレーニング」は、サンライズジャパン病院内のスタッフトレーニングに利用され、フィードバックを元に定期的なバージョンアップが実施されます。医療現場をはじめ、さまざまなシーンでの活用が期待されるコンテンツの今後にも、注目しましょう。

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