Metaは、現在「Meta Quest」を使用したVR教育向け管理システムを開発中であることを明らかにしました。詳細な機能については、近いうちにアナウンスされる予定です。
教育向け管理システムを開発中のMeta
VR教育向け管理システムは、教師やトレーナー、管理者の利用を想定したものです。2024年4月15日に、開発に関する情報を公式Webサイトで発表したMetaは、「ビジネス用の管理システム『Meta Quest for Business』がサポートする市場向けに、13歳以上を対象とする教育機関が利用できるようにする」ともコメントしています。
生徒のデバイスや管理を一括で管理
新たな管理システムは、「EMM(エンタープライズモビリティ管理)」と呼ばれるものです。このシステムを使えば、生徒が使用するデバイス(Meta Quest)の管理はもちろん、デバイスにVR教育関連アプリを一括でダウンロードしたり、アプリの設定・更新をまとめて行ったりできます。
管理にかかる手間を削減し、よりよい状態のデバイスを生徒に提供できるようになれば、VRを活用した教育がスムーズになり、生徒たちに新たな体験を提供することも可能です。
リリースは2024年後半?
4月の発表では、正式なプロダクト名やシステムの詳細な機能について「今後数ヶ月のうちに、アナウンス予定」としていたMeta。夏頃にはシステムに関するさらなる情報が公開され、年内には新システムがリリースされるのではと、予想されています。
Metaが新システムを提供するのは、「Meta Quest for Business」がサポートする市場です。日本もこれに該当するので、今後は中学校や高等学校、大学などの教育機関で、VR教育向け管理システムの利用ができるようになる可能性が高いでしょう。
よりよいVR教育の実現に向けて
Metaが開発中の新システムがリリースされれば、教育機関におけるVR導入は、世界でさらに広がります。現実ではなかなかできない体験で、さまざまな学びが得られるVR教育の今後にも、期待したいですね。
新システムに関する今後の情報にも、注目しましょう。