株式会社タスキ(東京都港区)は、不動産関連アプリケーションの開発・運営を行う株式会社ZWEISPACE JAPAN(東京都渋谷区)と共同で、不動産に関するデジタルソリューションを開発しました。デジタルツインで構築された「TASUKI PRIME 平和島」には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
2023年に業務提携したタスキとツバイスペース
株式会社タスキは、不動産テックを活用した、新築投資用IoTレジデンスの企画開発を行う企業です。2023年7月、タスキとツバイスペースは業務提携を締結しました。
業務提携により、タスキは自社が開発・保有する商業ビルを、ツバイスペースの不動産ブロックチェーン特許技術によってデジタルツイン化。ブロックチェーンで現物とつなぐことで、不動産価値の向上を目指してきました。
メディカルモール「TASUKI PRIME 平和島」とは
「TASUKI PRIME 平和島」は、東京都大田区にある、賃貸オフィスです。2023年11月に竣工したビルは地上5階建てで、1フロア1テナントタイプで空間を自由に活用できます。
タスキとツバイスペースは、この「TASUKI PRIME 平和島」のデジタルツイン環境を構築。空きテナントスペースに、医療機器やインテリアを自由に配置し、バーチャルオフィスを創造します。
デジタルツインのメリットは?
デジタルツインは、出店を検討するテナントとオーナーの双方にメリットをもたらします。テナントは、デジタルでフロアの活用をより具体的にイメージでき、出店をより前向きに検討できます。事前にレイアウトを組んでおけば、実際に契約が決まったあとも、開業までのリードタイムの短縮が可能です。
「バーチャルでシミュレーションしてみたい」と、賃貸物件への問い合わせが増加し、空室期間の削減ができるのは、オーナーにとってのメリットだといえるでしょう。
さらに、実在する店舗をデジタルツインによって仮想空間に再現すれば、ユーザーは自宅などにいながら、ショッピング体験などを楽しめます。「TASUKI PRIME 平和島」も、多方面によい効果が期待できるデジタルツインによって、出店希望の増加が見込まれるのではないでしょうか。
魅力的な空間の構築に期待!
ツバイスペースの技術を活用して構築される、デジタルツイン「TASUKI PRIME 平和島」を、タスキは今後どのように活用していくのでしょうか。魅力的な空間が、出店希望テナントだけでなく、ユーザーにもよりよい体験を提供してくれることに期待したいですね。