教育関連の事業を展開する株式会社NIJIN(東京都江東区)は、全国の子どもたちの居場所作りを目指し、メタバース校舎内に「NIJIN CITY」をプレオープンしました。新たなスペースは、どのように活用されるのでしょうか。
「日本一の義務教育学校」を目指す、NIJINアカデミー
NIJINが提供する「NIJINアカデミー」は、2023年9月よりスタートしたメタバースのオルタナティブスクールです。不登校の小中学生を対象としており、「この世から不登校を無くす」「全ての子どもに質の高い教育を」というビジョンのもと、現役教師と民間の人材チームにより、自宅でも質の高い教育が受けられる新しい学校として機能しています。
2024年7月現在、「NIJINアカデミー」では小学1年生から中学3年生まで、約120名の子どもたちが日々学んでいます。
7月より「NIJIN CITY」をプレオープン
2024年7月、NIJINは株式会社JTBビジネスソリューション事業本部第一事業部と協業し、「NIJINアカデミー」のメタバース校舎1階に「NIJIN CITY」をプレオープンしました。プレオープンに向け、NIJINは5月より協賛企業を募集していました。協賛企業になると、メタバース校舎でのイベント出店や、広告看板の掲示が可能です。
NIJINはこれまでも、国内100以上の企業と協業し、職業体験や農業体験合宿、学校視察ツアー、社会科見学など、オフラインの学習プロジェクトを積極的に実施してきました。今回の「NIJIN CITY」協賛企業も、メタバース校舎だけでなく、新たなオフライン学習の創出により、子どもたちにより質の高い教育を提供することが期待されます。
「すべての子どもたちの居場所」を目指して
「NIJINアカデミー」は、不登校の小中学生を対象とした教育サービスですが、「NIJIN CITY」は「NIJINアカデミー」の生徒以外の利用も可能です。放課後や休日など、さまざまな時間に、全国から集まるすべての子どもたちに「居場所」を提供します。
「NIJIN CITY」には、協賛企業のイベントブースが出店され、子どもたちはアバターを介して自由に空間内を移動しながら、興味のあるブースで知識を得たり、魅力的な体験をしたりすることができます。NIJINは「NIJIN CITY」での体験を通し、より多くの子どもたちに「ますますHAPPYを提供していきたい」と発表しています。
今後の空間活用に注目!
メタバースの学校「NIJINアカデミー」内にプレオープンした「NIJIN CITY」では、協賛企業の出店体験や、全国から集まった子ども同士でのコミュニケーションが楽しめます。子どもたちにとって、放課後や休日の新たな「居場所」となる空間が今後どのように活用されるのかにも、注目していきましょう。