メタバースを活用したマッチングサービス「Memotia」を提供する株式会社Flamers(東京都目黒区)が、企業や自治体とのアライアンス強化を発表しました。今後は企業・自治体とのコラボによるメタバース空間の開発を、より促進していきます。
恋愛メタバース「Memotia」
「Memotia」は、メタバース空間でアバターを使ってマッチングする相手を見つけるアプリです。ユーザーはアバター姿で、バーチャル空間内で他のユーザーと会話などのコミュニケーションを楽しむなかで、自分に合った相手を探します。
アバターを使ったコミュニケーションは、外見やスペックに影響されにくく、内面を重視して相性の良し悪しを判断しやすいのが特徴です。また、リアルな婚活イベントは出会える地域が限定されやすく、従来のマッチングアプリもメッセージや音声通話から次のステップに進む場合は、実際に会える距離の人を選ぶのが現実的ですが、メタバースならバーチャルデートによって相手を知ったり思い出を作ったりできます。
冬に花見デート、夏に冬のアクティビティといった、現実ではできない体験で相手との時間を楽しむだけでなく、仮想空間で安全性を保ちながら理想の相手とマッチングできるのも、「Memotia」の魅力でしょう。
京都市と連携しての婚活イベント実績も
「Memotia」を提供するFlamersは、2023年11月に、京都市と連携した婚活イベントも行っています。公民連携により、京都市在住、および京都市への移住を希望するマッチング希望者を集め、街コン形式でイベントを実施しました。
会場には「Memotia」が使用され、婚活イベントのために京都市をイメージした特別ワールドが作成されました。イベントには男女5名ずつ、計10名が参加し、4組のカップルが誕生しました。
アライアンス強化を発表
京都市との連携や、これまでの「Memotia」での実績なども踏まえ、Flamersは2024年6月にアライアンスの強化を発表しました。メタバース婚活を実施したい自治体、メタバース空間で自社をアピールしたい企業などとの連携を促進し、恋愛メタバース「Memotia」内に、コラボ空間を構築します。
また、コラボによって作られたワールドをSNSで拡散するといったPRも実現しやすいよう、「Memotia」は、開発した空間にスムーズにアクセスできる新機能も開発しました。
メタバース婚活の今後に期待
2023年11月にスマホ版アプリをリリースし、VRやパソコン、そしてスマホなどから気軽に利用できるサービスとして人気を集めている「Memotia」。アライアンス強化によって、さまざまな自治体によるメタバース婚活イベントの開催、企業のメタバースが登場することに期待したいですね。