国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営する、クラスター株式会社(東京都品川区)が、教育分野への貢献の成果を報告しました。なかには、clusterを活用した学びが、大学合格につながった事例もあるようです。
2023年度より教育機関での利用を無償化
2023年7月に、教育分野に貢献する方針を発表したクラスター株式会社は、2023年度より「授業や部活における教育機関での『cluster』利用の無償化」に取り組んできました。その後、各地の小・中高校や専門学校、大学などの授業や講義、部活動、ワークショップなどで、clusterが活用されています。
志望大学への合格事例も!
クラスター株式会社の、教育分野への貢献の成果の1つに、clusterを用いた探求授業があります。探求授業を受けた高校生が、その研究の成果を認められ、志望大学の一般公募制推薦入試に合格しました。
志望大学に合格した高校生は、clusterの活用によって課題と向き合うことや、メタバースの「ワールド」という1つの作品を作り上げた成果が自信につながり、これが他の受験生にはないアピールポイントとなったことはもちろん、進路選択や受験だけでなく、「将来の目標に向かい、さらに前進するための大きな力にもなった」と語っています。
献本プロジェクトも実施
教育分野への貢献は、clusterの無償利用に留まりません。クラスター株式会社は、CEOである加藤直人氏の著書「メタバース さよならアトムの時代」を、全国の児童養護施設や学校の図書館に献本するプロジェクトも実施してきました。
同社は、メタバースが子どもたちの未来を輝かせる可能性があるものだとし、「メタバースでは、どんな人でもなりたい自分になることができる」というメッセージを伝えるために、2024年6月までに、全国のおよそ200の施設に同書を寄贈しました。
加藤氏の著書が、より多くの子どもたちに、メタバースに興味を持つきっかけとなり、居場所づくりやこれまでにない夢や希望を叶えられる場所として活用されることに、期待したいですね。
今後の取り組みにも注目!
2023年度より、教育分野への貢献としてさまざまな取り組みを行ってきた、クラスター株式会社の成果が公表されました。献本やcluster利用の無償化といった取り組みは、子どもたちが新たな道を切り開くための一歩となるのでしょうか。今後のクラスター株式会社の動向とその成果にも、注目しましょう。